「顧客情報がExcelに散らばっていて、どこに何があるか分からない」 「担当者が辞めるたびに、顧客との関係性がリセットされてしまう」 「LINEで来た問い合わせと、電話で来た問い合わせを別々に管理していて漏れる」
中小企業や個人店舗の経営者・営業担当者から、こうした悩みを毎週のように聞きます。顧客管理は事業の生命線でありながら、多くの会社で「とりあえずExcel」「担当者の頭の中」のまま運用されているのが実情です。
本記事では、顧客管理アプリ(CRM)を7つ厳選して比較し、業種別・規模別の選び方を解説します。HubSpotやkintoneといった定番から、月額1万円から導入できるカスタム開発まで、自社に合った選択肢が見つかるはずです。
顧客管理アプリ(CRM)で解決できること
1. 顧客情報の一元化
名前・連絡先・購入履歴・問い合わせ履歴・LINEのやり取り・メモまで、すべてを1つの画面で確認できます。Excelのように「あのファイルどこだっけ?」がなくなります。
2. 担当者引き継ぎのスムーズ化
退職や異動で担当が変わっても、過去の対応履歴がすべて残っているため、引き継ぎが数時間で完了します。「あの人にしか分からない」をなくせます。
3. 営業案件の進捗可視化
「見込み客」「商談中」「契約済み」といったステータスごとに案件を管理し、いま何件の商談が動いているか、どの案件が止まっているかを一目で把握できます。
4. リピート顧客への自動アプローチ
「最後の来店から3ヶ月経った顧客に自動でメッセージを送る」「誕生日にクーポンを配信する」など、人の手では追いきれない継続接点を自動化できます。
5. 売上データの分析
顧客ごとの累計購入額、リピート率、平均単価などを自動集計し、優良顧客の特徴や離反の兆候を数値で把握できます。
顧客管理アプリの選び方|5つのポイント
ポイント1:自社の業務フローに合うか
これが最重要です。多機能でも自社の業務と噛み合わなければ現場が使ってくれません。「営業案件管理が中心」「店舗の来店履歴管理が中心」「BtoBの長期商談管理が中心」など、用途を明確にしましょう。
ポイント2:LINE・メール・電話との連携
特に店舗業の場合、お客様との連絡手段はLINEが主流です。LINE公式アカウントと連携できるか、メール配信機能があるかは必ず確認しましょう。
ポイント3:スマホで使えるか
外回り営業や店舗スタッフが入力するなら、スマホアプリ・スマホブラウザでスムーズに使えることが必須です。PC前提のシステムは現場で使われません。
ポイント4:料金体系(ユーザー数課金 vs 定額)
多くのCRMは「1ユーザーあたり月額○○円」という課金体系です。スタッフが10人いれば月10万円を超えることも珍しくありません。定額制やカスタム開発も比較しましょう。
ポイント5:自社の業務に合わせてカスタマイズできるか
既製品のCRMは「便利な機能はあるが、自社で必要な項目がない」ことが多々あります。項目追加・画面カスタマイズ・自社業務専用機能をどこまで作れるかを確認しましょう。
顧客管理アプリおすすめ7選 比較表
| アプリ名 | 月額料金(税別) | 強み | 向いている事業 |
|---|---|---|---|
| HubSpot CRM | 無料〜 | 世界シェアNo.1・無料プラン充実 | スタートアップ・IT系 |
| Zoho CRM | 1,680円/ユーザー〜 | 低価格・多機能 | 小規模BtoB営業 |
| kintone | 1,500円/ユーザー〜 | 自社業務に合わせて作れる | 中堅企業・多部門 |
| Senses(Mazrica) | 27,500円〜(5名) | AI案件分析 | BtoB営業強化 |
| GENIEE SFA/CRM | 1,480円/ユーザー〜 | 国産・シンプル操作 | 営業初心者組織 |
| eセールスマネージャー | 6,000円/ユーザー〜 | 国内導入実績豊富 | 中堅・大企業営業部 |
| SAiカスタムCRM | 10,000円〜(定額) | フルスクラッチ開発・LINE/業務完全対応 | 中小企業・店舗・士業 |
1. HubSpot CRM|世界シェアNo.1の無料CRM
月額料金: 無料プランあり(有料は5,400円/月〜) 特徴: マーケティング・営業・カスタマーサービスを統合した世界的CRM。無料プランでも基本機能が揃っており、IT系スタートアップでの導入が多いです。
メリット:
- 無料プランの機能が豊富
- メール配信・問い合わせフォーム・チャットボットまで統合
- 英語圏ドキュメント・連携サービスが豊富
デメリット:
- 日本語サポートは限定的
- 本格運用すると有料プランが必要で、料金が一気に跳ね上がる
- 設定が英語ベースで初心者には難解
こんな会社におすすめ: 英語に抵抗のないIT系・SaaS事業者、まずは無料で試したい企業
2. Zoho CRM|低価格で多機能な万能型
月額料金: スタンダード 1,680円/ユーザー〜 特徴: インド発のCRMで、低価格ながら多機能。世界25万社以上が導入しています。
メリット:
- ユーザー単価が安い
- 営業・マーケ・顧客サポートを統合できる
- 日本語対応あり
デメリット:
- 設定項目が多く、初期構築に時間がかかる
- 細かい使い勝手で日本企業の業務にフィットしない部分もある
こんな会社におすすめ: コストを抑えて多機能CRMを使いたい小規模BtoB企業
3. kintone|自社業務に合わせて作れる国産プラットフォーム
月額料金: スタンダードコース 1,500円/ユーザー〜 特徴: サイボウズが提供する業務アプリ作成プラットフォーム。CRMとしてだけでなく、案件管理・在庫管理・申請ワークフローなどを自社で組み立てられます。
メリット:
- 自社業務に合わせて画面・項目を自由に作れる
- 国産で日本企業の業務にフィットしやすい
- 豊富な拡張プラグイン
デメリット:
- ユーザー数課金のため、人数が増えるとコストが膨らむ
- アプリ作成にはある程度の習熟が必要
- 高度なカスタマイズはプラグインや外部開発が必要
こんな会社におすすめ: 複数部門で業務システムを統合したい中堅企業
4. Senses(Mazrica)|AIが案件をスコアリング
月額料金: Starter 27,500円〜(5ユーザー) 特徴: AIが案件の受注確度を予測する国産SFA/CRM。営業案件の進捗管理に強みがあります。
メリット:
- 案件ごとの動きをカード形式で可視化
- AIによる類似案件の提示・受注確度予測
- 名刺取り込み・メール連携あり
デメリット:
- 初期費用とランニングコストがやや高い
- 店舗向け・BtoCには機能過多
こんな会社におすすめ: BtoBで継続的な商談案件を抱える営業組織
5. GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)|シンプル操作の国産CRM
月額料金: スタンダード 1,480円/ユーザー〜 特徴: 「営業現場が使い続けられるCRM」をコンセプトにした国産SFA。シンプルさが売りです。
メリット:
- 入力項目が少なく、現場の負担が軽い
- 国産で日本語サポートが手厚い
- 比較的低価格
デメリット:
- 多機能性ではHubSpotやZohoに劣る
- カスタマイズ性は限定的
こんな会社におすすめ: これまでCRMを使ったことがない営業組織のファーストCRM
6. eセールスマネージャー|国内大手向け定番SFA
月額料金: スタンダード 6,000円/ユーザー〜 特徴: ソフトブレーンが提供する国産SFAの老舗。大手・中堅企業での導入実績が豊富です。
メリット:
- 「シングルインプット・マルチアウトプット」の思想で入力負担が少ない
- 国内導入実績5,500社以上
- 手厚い導入支援
デメリット:
- ユーザー単価が高め
- 中小企業・店舗には機能過剰になりがち
こんな会社におすすめ: 営業部門が20名以上ある中堅・大企業
7. SAiカスタムCRM|中小企業のためのフルスクラッチ顧客管理
月額料金: 10,000円〜(定額・ユーザー数無制限) 初期費用: 0円 特徴: 合同会社SAiが提供する、フルスクラッチ開発の顧客管理アプリ。ヒアリングから設計・開発・運用までを自社内で完結し、100社以上の中小企業・店舗で導入実績があります。
メリット:
- 月額1万円〜の定額制で、スタッフが何人増えても料金は変わらない
- 自社の業務フローに完全フィットしたシステムを作れる
- LINE公式アカウント連携標準対応
- 美容室・エステなど店舗業に強く、来店履歴・施術メニュー・カルテ管理まで一体化
- 既製品にない「自社専用機能」を組み込める
- 営業〜開発まで自社完結のためコミュニケーションが速い
デメリット:
- 完全な既製品ではないため、初期ヒアリング期間(1〜2週間)が必要
- 補助金サポートは行っていない
こんな会社におすすめ:
- Excelや手書き台帳から脱却したい中小企業・店舗
- 既製CRMの「ユーザー数課金」が経営を圧迫している会社
- LINEで顧客とやり取りすることが多い美容室・エステ・士業・不動産
業種別おすすめの選び方
美容室・エステサロン
おすすめ: SAiカスタムCRM、kintone ポイント: 来店履歴・施術メニュー・カルテ・LINE予約を1つにまとめられるかが最重要。汎用CRMは美容業の業務に合わないケースが多いため、業務特化のカスタム開発が向いています。SAiは美容・エステ業界での導入実績が特に豊富です。
士業(税理士・社労士・行政書士)
おすすめ: SAiカスタムCRM、kintone ポイント: 顧問先ごとの案件管理・期日管理・書類管理を統合できることが必要です。汎用CRMでは「決算月」「申告期限」などの士業特有の管理項目が不足しがちです。
不動産
おすすめ: SAiカスタムCRM、Senses ポイント: 物件情報・問い合わせ顧客・内見予約・成約までの長い商談プロセスを管理できる必要があります。物件と顧客の紐付けがスムーズに行えるかを重視しましょう。
卸売・BtoB
おすすめ: eセールスマネージャー、Senses、SAiカスタムCRM ポイント: 取引先ごとの売上推移・発注履歴・与信管理が必要です。営業担当者ごとの案件進捗が見える化されていることも重要です。
IT・SaaS
おすすめ: HubSpot CRM、Zoho CRM ポイント: マーケティングオートメーションとの連携、英語圏の外部サービスとのAPI連携が重要になります。
顧客管理アプリ導入で失敗しないための3つの注意点
1. 「多機能」より「使いやすさ」を優先する
機能が多くても、現場スタッフが入力してくれなければデータは溜まりません。「自社で本当に使う機能だけ」に絞ったほうが定着率は高くなります。
2. 既存業務との連携を最初に確認する
すでに使っている予約システム・会計ソフト・LINE公式アカウントなどとの連携可否を導入前に必ず確認しましょう。
3. 「ユーザー数課金」の総額を計算する
「1ユーザー1,500円」と聞くと安く感じますが、スタッフ20人なら月3万円、年間36万円になります。3年で約100万円を超える計算です。定額制やカスタム開発と比較検討しましょう。
関連記事:AI連携CRMをもっと深く知る
顧客管理アプリにAIを組み合わせると、「次に売れる商品の提案」「離反しそうな顧客の検知」など、さらに高度な活用が可能になります。詳しくは関連記事をご覧ください。
SAiの顧客管理アプリ開発|中小企業に特化したフルスクラッチCRM
合同会社SAiは、中小企業・店舗・士業のためのフルスクラッチ顧客管理アプリを月額1万円から提供しています。
SAiが選ばれる理由
1. 営業から開発まで自社完結 ヒアリングを担当した人間がそのまま開発を進めるため、「営業の人に話したことが開発に伝わっていない」というトラブルが起きません。
2. 月額1万円〜の定額制 ユーザー数が増えても料金は変わりません。スタッフが10人でも50人でも同じ月額です。初期費用は0円です。
3. 100社以上の導入実績 特に美容室・エステサロンへの導入が多く、業界特有の業務に精通しています。
4. 既製品にない「自社専用機能」を作れる 予約システム・LINE連携・カルテ管理・売上分析・スタッフ管理まで、自社の業務に完全フィットしたシステムを設計します。
5. 最短3日で導入、全額返金保証つき ヒアリング後、最短3日でプロトタイプをご覧いただけます。万が一ご満足いただけない場合は全額返金保証をお付けしています。
導入の流れ
- 無料ヒアリング(30分) :現状の課題と業務フローをお聞きします
- 要件定義・お見積もり(無料) :必要機能を整理してご提案します
- 開発・ご確認(最短3日〜2週間) :プロトタイプをご確認いただきながら進めます
- 本番運用開始 :操作レクチャーと運用サポートを行います
なお、SAiでは補助金活用のサポートは行っておらず、シンプルな月額制でご提供しています。
まとめ|自社に合った顧客管理アプリを選ぼう
顧客管理アプリ(CRM)は「導入すれば成果が出る魔法の道具」ではなく、自社の業務にフィットするものを選び、現場が使い続けることで初めて成果が出ます。
| こんな会社 | おすすめ |
|---|---|
| 無料で試したいIT系 | HubSpot CRM |
| 低価格で多機能を求める | Zoho CRM |
| 自社業務に合わせて作りたい中堅企業 | kintone |
| BtoB営業の案件管理 | Senses(Mazrica) |
| シンプル操作のファーストCRM | GENIEE SFA/CRM |
| 大規模営業組織 | eセールスマネージャー |
| 店舗・士業・中小企業で業務に完全フィットさせたい | SAiカスタムCRM |
「Excelからの脱却」「LINE連携」「ユーザー数課金からの卒業」を一度に解決したい中小企業の方は、ぜひSAiのカスタムCRMをご検討ください。30分の無料ヒアリングから、自社にとって本当に必要な機能をご一緒に整理いたします。