美容室の経費、何にいくらかかる?固定費の内訳と利益を増やす方法

📅 2026/3/30 ✍️ 合同会社SAi

この記事について

美容室・サロンの経費内訳を徹底解説。家賃・人件費・材料費など固定費の相場と、利益率を上げるための具体的な方法を紹介。経営管理デモで自店の収支を可視化。

読了時間: 約8分
専門知識レベル: 初級〜中級

美容室を経営しているのに「手元にお金が残らない」と感じていませんか?

美容室の経営で最も多い悩みの一つが、「売上はそれなりにあるのに、なぜか利益が残らない」というものです。

月商200万円のサロンでも、手元に残るのは10〜20万円程度ということは珍しくありません。それどころか、繁忙期以外は赤字というサロンも少なくないのが現実です。

その原因は、経費の内訳を正確に把握できていないことにあります。

「だいたいこれくらいかかっている」という感覚値で経営していると、どこにムダがあるのか、どこを削れるのかが見えてきません。

この記事では、美容室にかかる経費の内訳と相場を具体的な数字で解説し、利益を増やすための5つの方法を紹介します。

美容室の経費内訳|固定費の相場はいくら?

美容室の経費は大きく分けて「固定費」と「変動費」に分かれます。まずは毎月必ず発生する固定費から見ていきましょう。

テナント家賃:売上の10〜15%

立地はサロンの集客に直結するため、家賃は最も大きな固定費の一つです。

  • 都心部(表参道・銀座など): 坪単価2〜4万円、20坪で月40〜80万円
  • 郊外・住宅街: 坪単価0.8〜1.5万円、20坪で月16〜30万円

売上に対する家賃比率が15%を超えると経営が厳しくなると言われています。月商300万円なら家賃は45万円以内が目安です。

人件費:売上の40〜50%

美容室の経費で最も大きな割合を占めるのが人件費です。

  • スタイリストの給与
  • アシスタントの給与
  • 社会保険料(会社負担分)
  • 交通費
  • 教育・研修費

オーナーを含めたスタッフ全員の人件費が売上の50%を超えると、利益を出すのはかなり難しくなります。

項目月額目安売上比率
スタイリスト給与25〜35万円/人
アシスタント給与18〜22万円/人
社会保険料給与の約15%
人件費合計40〜50%

材料費(薬剤・商材):売上の8〜12%

カラー剤、パーマ液、シャンプー、トリートメントなどの材料費です。

  • カラー剤:1回あたり200〜500円
  • パーマ液:1回あたり300〜600円
  • シャンプー・トリートメント:1回あたり30〜80円

店販商品の仕入れも含めると、売上の10%前後が標準的です。材料費が12%を超えている場合は、仕入れ先の見直しや使用量の管理が必要かもしれません。

水道光熱費:売上の3〜5%

シャンプーやカラーリングで大量の水を使うため、一般的な店舗より高くなりがちです。

  • 水道代:月3〜5万円
  • 電気代:月3〜6万円
  • ガス代:月1〜3万円

合計で月7〜14万円程度が相場です。

リース料・設備費:月5〜15万円

シャンプー台、セット椅子、ドライヤーなどの設備をリースしている場合の費用です。開業時にリース契約を組んでいるサロンが多く、月々の支払いが固定費として発生します。

通信費・システム費:月2〜5万円

  • 電話・インターネット回線:月1〜2万円
  • 予約管理システム(ホットペッパービューティーなど):月1〜3万円
  • POSレジ・会計ソフト:月0.5〜1万円

広告宣伝費:売上の5〜10%

  • ホットペッパービューティー掲載料:月3〜25万円(プランによる)
  • SNS広告・Google広告:月1〜5万円
  • チラシ・DM:月0.5〜2万円

集客コストは新規客の獲得に不可欠ですが、リピート率が上がれば段階的に削減できる費目でもあります。

保険料・その他:月1〜3万円

  • 店舗総合保険:月0.5〜1万円
  • 賠償責任保険:月0.3〜0.5万円
  • 消耗品(タオル、ケープ、雑誌など):月1〜2万円

美容室の経費一覧|まとめ表

経費項目売上比率の目安月商300万円の場合
テナント家賃10〜15%30〜45万円
人件費40〜50%120〜150万円
材料費8〜12%24〜36万円
水道光熱費3〜5%9〜15万円
リース料2〜5%5〜15万円
通信費・システム費1〜2%2〜5万円
広告宣伝費5〜10%15〜30万円
保険・その他1〜2%3〜5万円
合計70〜100%208〜301万円

この表を見ると、経費の合計が売上の85〜95%に達することも珍しくないことがわかります。

美容室の利益率の目安|どれくらい残れば健全?

営業利益率10〜15%が目標ライン

美容室の営業利益率(売上から全経費を引いた割合)は、10〜15%が健全な水準とされています。

  • 月商300万円 → 営業利益30〜45万円
  • 月商200万円 → 営業利益20〜30万円

実態は5%以下のサロンも多い

しかし、実際には営業利益率5%以下、あるいは赤字のサロンも少なくありません。

利益率が低いサロンに共通するのは、以下のような特徴です。

  • 経費の内訳を月次で確認していない
  • 「売上=利益」だと思っている
  • スタッフの生産性(一人当たり売上)を把握していない
  • 新規集客にコストをかけすぎてリピート施策が手薄

逆に、利益率15%以上を安定して出しているサロンは、数字を見て経営判断をしているという共通点があります。

美容室の利益を増やす5つの方法

1. 客単価を上げる

値上げだけが客単価UPの方法ではありません。

  • メニューの組み合わせ提案: カット+カラー+トリートメントのセットメニューを作る
  • 店販商品の提案: 施術中に使った商品を自然に紹介する
  • アップグレードメニュー: 通常カラーからイルミナカラーへの提案など

客単価が500円上がるだけでも、月間400人来店なら月20万円の売上増になります。

2. リピート率を上げる

新規客の獲得コストはリピーターの5〜7倍と言われています。

  • 次回予約を店内で取る: 会計時に次回の提案をする
  • 来店周期の管理: 前回来店から一定期間が経ったお客様にリマインドを送る
  • 顧客カルテの活用: 前回の施術内容や会話内容を記録して、次回に活かす

リピート率が10%上がると、年間売上が数百万円単位で変わることもあります。

3. 固定費を見直す

固定費の中で見直しやすいのは以下の項目です。

  • 材料費: 仕入れ先の比較、まとめ買い割引の活用
  • 広告費: ホットペッパーのプランダウングレード、SNS活用への切り替え
  • 通信費: 不要なサービスの解約、プラン見直し
  • リース料: 契約更新時に再交渉

いきなり大幅に削るのではなく、月1〜2万円の削減を複数箇所で積み重ねるのが現実的です。

4. 予約管理で空き枠を減らす

施術椅子が空いている時間は、そのまま機会損失です。

  • 予約の可視化: 空き枠がひと目でわかるようにする
  • キャンセル対策: キャンセルポリシーの明確化、リマインドの自動送信
  • スタッフごとの稼働率管理: 誰がいつ空いているかを把握して最適な予約配置をする

5. 経営数値を「見える化」する

ここまで紹介した4つの施策を実行するには、まず現状の数字を正確に把握することが前提になります。

  • 売上はいくらか
  • 経費はどこにいくらかかっているか
  • 客単価はいくらか
  • リピート率は何%か
  • スタッフ一人当たりの生産性はいくらか

これらの数字がリアルタイムで見えていれば、「何をすべきか」は自ずと明確になります。

経営管理を「見える化」するには

Excelでの管理には限界がある

多くのサロンオーナーが、売上や経費の管理にExcelを使っています。Excelでも最低限の管理はできますが、以下のような問題が出てきます。

  • 入力が手作業で面倒 → 忙しいと更新が止まる
  • 集計ミスが起きやすい → 関数の間違いや入力漏れ
  • リアルタイムで見れない → 月末にまとめて集計する形になりがち
  • グラフ化が手間 → 経営判断に使える形にするのに時間がかかる

システム化するとどう変わるか

経営管理をシステム化すると、以下のようなメリットがあります。

  • 売上・経費を入力するだけで自動集計される
  • 利益率やスタッフ生産性がリアルタイムで表示される
  • 月次推移のグラフが自動生成される
  • スマホからでも確認できる

手作業で1時間かかっていた月末の集計作業が、ほぼゼロになるケースも珍しくありません。

美容サロン向けの経営管理システム

SAiでは、美容サロンの経営管理に特化したシステムを提供しています。

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  • **月額1万円〜**で利用可能(初期費用0円)
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まとめ

美容室の経費は、家賃・人件費・材料費を中心に売上の85〜95%に達することも珍しくありません。利益を残すためには、「なんとなく」の経営から脱却し、数字に基づいた判断をすることが不可欠です。

利益を増やすための5つのポイント:

  1. 客単価を上げる(セットメニュー、店販、アップグレード提案)
  2. リピート率を上げる(次回予約、来店リマインド、顧客カルテ)
  3. 固定費を見直す(材料費、広告費、通信費)
  4. 予約管理で空き枠を減らす(可視化、キャンセル対策)
  5. 経営数値を「見える化」する(システム化でリアルタイム把握)

まずは自店の経費内訳を洗い出すことから始めてみてください。

経営管理のシステム化に興味がある方は、まずはデモページで実際の画面をご確認ください。

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SAi

合同会社SAi

中小企業のAI・RPA導入を専門とし、「まずは小さく、でも確実に」をモットーに多数の企業の業務効率化を支援。月額1万円からの段階的導入で確実なROIを実現するアプローチを提唱しています。

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