施術中に鳴る電話、もう対応しなくていい
美容室でカラーリングの最中に電話が鳴る。手袋を外して受話器を取り、予約を受ける。施術に戻るとまた電話。お客さまを待たせてしまい、施術のクオリティも下がる。
飲食店のランチタイム。忙しい最中にひっきりなしに予約電話が入る。対応しきれず、取りこぼした予約がいくつあるかもわからない。
クリニックの受付。電話と来院対応を同時にこなし、ダブルブッキングのヒヤリハットが月に何度も起きる。
こうした悩みを抱える店舗は少なくありません。予約管理システムを導入すれば、24時間自動で予約を受け付け、カレンダー管理からリマインド通知まで一括で対応できます。
この記事では、無料で使えるものから業種特化型まで、おすすめの予約管理システム7つを比較します。業種別の選び方もまとめたので、自分の店舗に合ったシステムを見つけてください。
予約管理システムとは?できることを整理
予約管理システムとは、オンラインで予約の受付・管理を自動化するツールです。紙の予約台帳や電話対応に代わり、以下のことができるようになります。
オンライン予約受付
お客さまがスマホやPCから24時間いつでも予約できます。営業時間外や施術中でも予約が入るため、取りこぼしがなくなります。
自動カレンダー管理
予約が入ると自動でカレンダーに反映。ダブルブッキングを防ぎ、空き状況もリアルタイムで表示されます。
リマインド通知
予約日の前日や当日に自動でリマインドメール・メッセージを送信。無断キャンセル(ノーショー)の防止に効果的です。
顧客データの蓄積
来店履歴、メニュー、担当者などの顧客データが自動で蓄積されます。リピート促進のためのメッセージ配信や、お客さまごとの対応に活用できます。
LINE連携
多くの予約管理システムがLINE連携に対応しています。お客さまにとって使い慣れたLINEから予約できるため、予約のハードルが大きく下がります。
予約管理システムおすすめ7選【比較表】
まずは7つのシステムを一覧で比較します。
| システム名 | 料金 | 無料プラン | LINE連携 | 向いている業種 |
|---|---|---|---|---|
| STORES予約 | 月額0円〜 | あり(月100件) | あり | 美容室・サロン |
| Airリザーブ | 無料 | あり(基本機能) | なし | 飲食店・クリニック |
| Square予約 | 無料〜 | あり | なし | キャッシュレス対応店舗 |
| LINE公式アカウント予約 | 無料〜 | あり | LINE自体 | 全業種 |
| Reservia | 月額数千円〜 | なし | あり | 美容室特化 |
| TableCheck | 要問い合わせ | なし | あり | 飲食店(高級店) |
| SAiカスタム予約システム | 月額1万円〜 | なし | あり | 全業種(独自フロー対応) |
以下、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
1. STORES予約(ストアーズ予約)
月間予約数100件まで無料で使える予約管理システムです。美容室・サロンを中心に幅広い業種で利用されています。
- 料金: フリープラン0円、スモールプラン月額12,980円〜
- 無料プランの範囲: 月間予約100件、スタッフ2名まで
- 主な機能: オンライン予約、顧客管理、リマインドメール、LINE連携、Googleカレンダー連携
- 強み: スタッフ指名予約、メニュー別の所要時間設定に対応。サロン系の予約フローに強い
無料プランでも基本的な予約管理は十分に可能です。まずは試してみて、予約数が増えたら有料プランに移行する流れがおすすめです。
2. Airリザーブ(エアリザーブ)
リクルートが提供する完全無料の予約管理システムです。シンプルなUIで、ITに詳しくないスタッフでも使いやすいのが特徴です。
- 料金: フリープラン0円、ベーシックプラン月額5,500円〜
- 無料プランの範囲: 基本的な予約管理機能すべて
- 主な機能: オンライン予約、予約カレンダー、リマインドメール、顧客管理
- 強み: 導入の手軽さ。ホットペッパーなどリクルート系サービスとの連携
飲食店やクリニックなど、シンプルな予約フローの業種に向いています。無料で始められるため、予約管理システムが初めての方にもおすすめです。
3. Square予約(スクエア予約)
決済サービスSquareが提供する予約管理システムです。予約と決済を一体化できるのが最大の強みです。
- 料金: フリープラン0円、プラスプラン月額3,000円〜
- 無料プランの範囲: 個人利用の基本機能
- 主な機能: オンライン予約、POSレジ連携、キャッシュレス決済、顧客管理
- 強み: 予約時にクレジットカード情報を取得でき、ノーショー対策にもなる
すでにSquareの決済端末を使っている店舗なら、追加コストなしで予約管理を始められます。キャッシュレス対応を進めたい店舗にも適しています。
4. LINE公式アカウント予約
LINE公式アカウントの機能として使える予約システムです。お客さまがLINEから直接予約できるため、予約のハードルが非常に低いのが特徴です。
- 料金: LINE公式アカウントの料金に準じる(フリープラン0円〜)
- 無料プランの範囲: 月間メッセージ200通まで
- 主な機能: LINE上での予約受付、リマインド通知、メッセージ配信
- 強み: お客さまの8割以上が使っているLINEでそのまま予約できる
予約機能単体としてはシンプルですが、LINEのメッセージ配信と組み合わせることで、リピート促進の効果が高まります。既にLINE公式アカウントを運用している店舗なら、追加で導入しやすいです。
5. Reservia(リザービア)
美容室・サロンに特化した予約管理システムです。ホットペッパービューティーとの連携機能が充実しています。
- 料金: 月額数千円〜(プランにより異なる)
- 無料プラン: なし(無料トライアルあり)
- 主な機能: ホットペッパー連携、Google予約連携、LINE連携、スタッフ指名、メニュー管理
- 強み: 複数の予約経路(自社サイト・ホットペッパー・Google)を一元管理できる
ホットペッパービューティーに掲載している美容室にとっては、予約の一元管理ができる点が大きなメリットです。ただし無料プランはないため、コストとの兼ね合いで検討してください。
6. TableCheck(テーブルチェック)
飲食店に特化した予約管理システムです。特にノーショー(無断キャンセル)対策に強みがあります。
- 料金: 要問い合わせ(席数・規模による)
- 無料プラン: なし
- 主な機能: オンライン予約、ノーショー対策(事前決済・デポジット)、顧客管理、多言語対応
- 強み: 高級レストランやホテルダイニングでの導入実績が豊富。インバウンド対応にも強い
予約時にクレジットカード情報を取得し、無断キャンセルの場合にキャンセル料を請求できる仕組みがあります。ノーショーに悩む飲食店にとっては心強いシステムです。
7. SAiカスタム予約システム
御社の業務フローに合わせてフルスクラッチで構築する予約管理システムです。既存のツールでは対応できない独自の予約フローにも対応します。
- 料金: 月額1万円〜、初期費用0円
- 主な機能: LINE予約受付→自動カレンダー反映→リマインド通知→顧客管理まで一気通貫
- 強み: 既存ツールに合わない業務フロー(複雑なシフト管理、独自の予約ルール、他システムとの連携)にも対応。最短3日で導入
たとえば「スタッフのシフトに連動して予約枠を自動生成」「予約と同時に事前問診票を送信」「複数拠点の予約を一括管理」など、テンプレート型のシステムでは難しい要件にも対応できます。
営業から開発まで自社で完結しているため、企業コストを最小限に抑え、月額1万円からという価格を実現しています。
業種別|予約管理システムの選び方
予約管理システムは業種によって必要な機能が異なります。業種別のおすすめを整理しました。
美容室・サロン
美容室ではスタッフ指名とメニュー別の所要時間管理が必須です。カラーリング60分、カット30分など、メニューによって所要時間が異なるため、これに対応したシステムを選びましょう。
- おすすめ: STORES予約、Reservia
- ポイント: ホットペッパービューティーとの連携が必要かどうかで選択が変わる
飲食店
飲食店では席数管理とコース予約への対応が重要です。ランチとディナーで予約枠が異なるケースや、貸切対応なども考慮が必要です。
- おすすめ: Airリザーブ、TableCheck
- ポイント: ノーショー対策が必要な高級店はTableCheck。カジュアルな店舗はAirリザーブから始めるのが手軽
クリニック・整骨院
クリニックでは診療科別・担当医別の予約管理が求められます。初診と再診で予約枠が異なるケースもあります。
- おすすめ: Airリザーブ、SAiカスタム予約システム
- ポイント: 電子カルテとの連携など独自要件がある場合はカスタム開発が適している
教室・スクール
教室ではコマ数管理と振替対応が重要です。月謝制の場合、決済との連携も考慮が必要です。
- おすすめ: STORES予約、SAiカスタム予約システム
- ポイント: 振替ルールが複雑な場合、テンプレート型では対応しきれないことがある
独自の予約フローがある業種
「複数のスタッフが同時に対応する」「予約と同時にアンケートを取る」「他のシステムとデータ連携が必要」など、既存ツールのテンプレートに合わない場合はカスタム開発が適しています。
- おすすめ: SAiカスタム予約システム
- ポイント: 初期費用0円・月額1万円〜で、フルスクラッチ開発としては低コストで始められる
無料で使える予約管理システムまとめ
コストを抑えて始めたい方のために、無料プランがあるシステムを改めて整理します。
STORES予約(フリープラン)
- 月間予約数: 100件まで
- スタッフ数: 2名まで
- LINE連携: あり
- 注意点: 予約ページにSTORESのロゴが表示される
Airリザーブ(フリープラン)
- 月間予約数: 制限なし
- 基本機能: すべて利用可能
- 注意点: 一部の高度な機能(API連携など)は有料プラン
Square予約(フリープラン)
- 予約管理: 個人利用の基本機能
- 決済連携: あり(決済手数料は別途)
- 注意点: 複数スタッフの管理は有料プラン
LINE公式アカウント
- 予約受付: 基本無料
- メッセージ配信: 月200通まで無料
- 注意点: 予約管理の機能としてはシンプル。本格的な管理には別ツールとの併用が必要
無料プランを選ぶときの注意点
無料プランには必ず制限があります。以下の点を事前に確認しておきましょう。
- 予約件数の上限: 月100件を超えると有料プランが必要になるケースが多い
- 機能制限: リマインド通知やLINE連携が有料プラン限定の場合がある
- 広告・ロゴ表示: 予約ページにサービスのロゴが表示されることがある
- サポート: 無料プランではメールサポートのみ、または対象外の場合がある
まずは無料プランで試し、予約数が増えたり機能が不足したりしたタイミングで有料プランへの移行を検討するのがおすすめです。
予約管理システム導入の効果
実際に予約管理システムを導入すると、どのような効果が得られるのでしょうか。
電話対応時間の大幅削減
予約電話の対応は、1件あたり平均3〜5分かかります。1日10件の予約電話を受けていた場合、月間で約15〜25時間を電話対応に費やしていることになります。
予約管理システムを導入すれば、この時間をほぼゼロにできます。その分、施術や接客など本来の業務に集中できます。
無断キャンセルの減少
リマインド通知を自動送信することで、無断キャンセル率が30〜50%減少したという事例は少なくありません。特にLINEでのリマインドは開封率が高く、効果的です。
リピート率の向上
顧客データを活用し、前回来店から一定期間が経ったお客さまに自動でフォローメッセージを送ることで、リピート率が10〜20%向上するケースがあります。
具体例:美容室での導入効果
ある美容室では、予約管理システムの導入により以下の効果が得られました。
- 電話対応: 月20時間 → ほぼゼロ
- 無断キャンセル: 月5件 → 月1件以下
- 新規予約数: 営業時間外の予約が月15件増加(24時間受付の効果)
- スタッフの満足度向上: 施術に集中できるようになった
導入時の注意点
予約管理システムを導入する際、スムーズに移行するために押さえておきたいポイントがあります。
既存のお客さまへの案内
急に「次回からオンラインで予約してください」と言っても、戸惑うお客さまはいます。以下のように段階的に案内しましょう。
- 来店時にQRコード付きのカードを渡す
- LINE公式アカウントの友だち追加を促す
- 「次回の予約はLINEからも簡単にできます」と一言添える
電話予約との並行運用
最初から電話予約を完全に廃止するのはリスクがあります。1〜2ヶ月は電話予約とオンライン予約を並行運用し、お客さまの移行状況を見ながら徐々にオンラインに移行していきましょう。
スタッフのトレーニング
管理画面の操作方法、予約の確認方法、イレギュラー対応(キャンセル・変更)の手順など、スタッフ全員が理解していることが重要です。導入前に30分程度のトレーニング時間を設けましょう。
口コミサイトとの連携
ホットペッパービューティーや食べログなど、口コミサイト経由の予約がある場合は、予約管理システムとの連携(またはデータの同期方法)を確認しておきましょう。ダブルブッキングの原因になります。
SAiの予約管理ソリューション
「既存のツールでは業務フローに合わない」「もっと柔軟な予約管理がしたい」という場合は、カスタム開発という選択肢があります。
合同会社SAiでは、御社の業務フローに合わせた予約管理システムをフルスクラッチで構築しています。
- 月額1万円〜、初期費用0円
- 最短3日で導入可能
- 100社以上の導入実績(美容室・飲食店・クリニックなど)
- 営業から開発まで自社で完結しているため、低コストを実現
LINE予約受付、自動カレンダー反映、リマインド通知、顧客管理まで、必要な機能を一気通貫で構築します。
実際のデモは予約管理デモページでお試しいただけます。導入事例は事例ページをご覧ください。
まずはお気軽にお問い合わせください。現在の予約管理の課題をお聞きし、最適な方法をご提案します。
まとめ|まずは無料ツールから始めよう
予約管理システムを導入すれば、電話対応の負担を大幅に減らし、予約の取りこぼしを防ぎ、お客さまにとっても便利な予約体験を提供できます。
まずはここから始めましょう。
- 無料ツールを試す: STORES予約(月100件まで無料)またはAirリザーブ(完全無料)で予約管理のオンライン化を体験する
- お客さまに案内する: LINE予約やオンライン予約の案内を始め、徐々に移行する
- 物足りなくなったらカスタムへ: 予約数が増えたり、独自のフローが必要になったら、カスタム開発を検討する
予約管理にかけていた時間を、本来の業務に使えるようになる。それだけで、売上にもお客さまの満足度にも大きな違いが生まれます。