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AI検索対策はいつ効く?4か月で1件、6か月で受注

公開: 2026/10/13 / By 佐藤 駿介
読了時間: 約11分
約5,347文字

結論(要点)

当社の記録では、AI検索対策を始めてからChatGPT経由の問い合わせ1件目まで4か月、受注まで6か月でした。段階ごとの目安は、新しいページがAIに読まれるまで数日〜2週間、情報系の質問で引用されるまで数日〜数週間、発注の質問で会社として挙がるまで月単位、問い合わせは「AI経由の来訪およそ100〜200人に1件」です。早めたのは、事例を1件1ページにしたこと(公開4日後に相談)、価格を文字で公開したこと、見出しを質問の形にしたこと。遅らせるのは、新しいドメインで始めること、記事だけ増やすこと、測らないことです。

この記事の目次

AI検索対策の商談で、いちばん多く聞かれる質問がこれです。「1年、2年かかりますか?」「どれくらい見られたら、問い合わせが1件来ますか?」

当社の記録では、始めてからChatGPT経由の問い合わせ1件目まで4か月、受注まで6か月でした。この記事は、その4か月と6か月の中身を、段階ごとに分けて書いたものです。数字はすべて当社自身のサイト(corp.sai-labs.co.jp)のサーバーの記録、問い合わせの記録、Search Consoleです。お客様のサイトで同じ日数になることを約束するものではありません。

結論:4つの段階があり、それぞれ速さが違う

AI検索対策の「効果」は1つではありません。順番に4つの段階があり、段階ごとにかかる時間がまるで違います。

段階何が起きるか当社の記録での目安
1. 読まれるAIがページを取りに来る数日〜2週間
2. 引用されるAIの答えに自社が載る情報系:数日〜数週間/発注系:月単位
3. 人が来るAIの答えからリンクを開く人が出る引用され始めてから数週間
4. 問い合わせ相談・申込が届く始めて4か月で1件目。来訪およそ100〜200人に1件

「1か月で結果が出る」と言う会社があれば、どの段階の話かを聞いてください。段階1なら本当です。段階4なら、根拠を見せてもらったほうがいいです。

当社に起きたことの時系列

2026年3月まで、当社のサイトは問い合わせが月0〜2件で、AI経由の問い合わせは記録上0件でした。記事は100本以上ありましたが、読まれて終わりで、記事から先に進む人は3%でした。そこから何をして、いつ何が起きたかです。

時期やったこと起きたこと
4月計測を始めた。サーバーの記録からAIの取得を数える仕組みを入れたAI経由の人が「直接」に紛れていたことが分かった
6月全記事を「答えから書く」形にそろえた。見出しを質問の形に—
7〜8月価格をはっきり文字で公開したAIが読みに来るページは料金・費用に集中した
8月5日—ChatGPT経由の問い合わせ1件目(酒類の小売店。デモ画面に着地し、その日のうちに問い合わせ)
9月開発事例を1件1ページにした公開4日後に、そのページ経由で大きな相談(LINEサービスを立ち上げる会社。ChatGPTから事例ページに着地)
9月下旬AIに引用されているかを測り始めた始めた時点で、発注の質問30回中2回
10月5日AI検索対策のサービスページを公開した公開1週間後の測定で、LLMOの質問3問で引用された
10月—AI検索対策の仕事そのものを、ChatGPT経由で受注(不動産関連の会社。料金と事例を読み比べたうえで電話)

指名検索(会社名での検索の表示回数)は、4月の月120回から9月の月1,005回になりました。問い合わせに直結した数字ではありませんが、「名前が出るようになった」ことの裏づけとして見ています。

段階1:読まれるまで(数日〜2週間)

新しいページを公開してから、ChatGPTが答えを作るときに取りに来るまでは、当社の記録では速い場合で数日です。10月5日に公開したサービスページは、その週のうちにChatGPTの取得が週18回ありました。

ただし「取りに来る」と「索引に入る」は別です。ChatGPTには、利用者の質問に答えるためにその場でページを読む動き(ChatGPT-User)と、あらかじめ巡回して索引を作る動き(OAI-SearchBot)があります。前者は速く、後者は遅く、当社の記録では89本の記事のうち44本しか索引用の巡回が届いていない時期がありました。これは当社側の不備ではなく巡回量の問題で、サイトマップを出しても変わりませんでした。

効くのは索引の網羅率よりも、その場で開かれたときに読みやすいページです。結論を最初に書き、見出しを質問の形にし、料金や条件を文字で書く。このやり方の根拠はLLMOとは?AI検索に引用されるサイトの作り方にまとめています。

段階2:引用されるまで(情報系は速く、発注系は遅い)

ここで2つに分かれます。

情報系の質問(例:「閉店のお知らせの例文」「AIの情報漏洩の事例」)は速いです。当社が別のサイトから店舗向けの例文記事15本をこのサイトに移したとき、Bingの記録では移した直後から、CopilotとBing AIでの引用が1日55回前後から220回前後に増えました。情報そのものに需要があれば、引用は日単位で動きます。

発注の質問(例:「AI検索対策を頼める会社を教えて」「初期費用0円で業務システムを作ってくれる会社は?」)は遅いです。当社が9月下旬に測り始めた時点で、発注の質問30回中2回でした。10月12日の測定では、LLMOに関する質問6問のうち3問で引用されましたが、6問中3問はまだ0です。会社として名前が挙がるのは、月単位で少しずつ増えるものと考えたほうがいいです。

どの質問で勝てて、どの質問で勝てないかはAI検索には勝てる質問と勝てない質問がある|10問実測に書きました。一次情報を持っている会社や、比較されているツール自身には勝てません。勝てるのは「答えが、ツールではなく会社ややり方になる質問」です。

段階3:人が来るまで(引用から数週間)

引用されても、すぐに人が来るわけではありません。当社の記録では、ChatGPTが取りに来た回数に対して、その直後に同じページを人が開いた回数は1割前後です(2026年9月末の1週間で、取得279回に対して人の来訪45回)。

この「人が来る」数は、普通のアクセス解析では見えません。ChatGPTのアプリから開かれたリンクには参照元が付かないため、「直接」に混ざります。当社はサーバーの記録で、AIの取得の直後に同じページを人が開いた回数を数えています。測り方はChatGPTはGooglebotの7倍サイトを読む|自社ログ実測にあります。

段階4:問い合わせまで(来訪およそ100〜200人に1件)

「どれくらい見られたら問い合わせが1件来るか」への、当社の記録での答えです。

  • AI経由の来訪は週45人前後(2026年9月末)。月に直すと190人前後
  • 同じ時期のAI経由の本物の引き合いは月1〜2件
  • つまりAI経由の来訪およそ100〜200人に1件

Google検索経由の問い合わせ率と比べると、AI経由は約3倍でした(2026年6〜9月の集計で、Google 0.4%、AI検索1.1%)。数は少ないが、頼む先を探している人が来ます。

もう1つ、記録から分かったことがあります。決める人は分単位で決めます。酒類の小売店の方は着地した日のうちに、別の方は着地から6分で申込でした。着地が製品ページなら1枚で決め、事例の詳細ページなら数ページ読んでから決めます。

早めたもの、遅らせるもの

当社の記録で、日数を縮めたと言えるのは3つです。

  1. 事例を1件1ページにした。一覧の1行だった開発事例を独立したページにしたところ、公開4日後にそのページ経由で相談が来ました。本物の引き合い10件のうち4件は、事例ページに着地しています
  2. 価格を文字で公開した。AIが読みに来るページは料金・費用に集中します。「お見積り」だけのページは、AIが答えの材料にできません
  3. 見出しを質問の形にし、結論を最初に書いた。AIが答えを作るときに抜き出しやすい形です

逆に、遅らせるものも3つあります。

  1. 新しいドメインで始めること。何年も使ったドメインには、被リンクと履歴があります。作り直すときもドメインは捨てず、旧URLから新URLへ転送します
  2. 記事だけ増やすこと。記事はAIが引用する材料にはなりますが、問い合わせを生む場所ではありません。当社では記事から先に進む人は3%でした。事例、デモ、料金のページがないと、読まれて終わります
  3. 測らないこと。何が引用されているかを見ないと、どの記事を書くかの判断が勘になります。当社は毎週、発注につながる質問をAIに投げて、どの会社が挙がるかを記録しています

始める前に、いまの状態を知る

対策を始める前に、いまAIに自社がどう見えているかを知ると、何か月かかりそうかの見当がつきます。

当社では、業種と地域をいただければ、見込み客がAIに聞きそうな質問をこちらで作って実際に投げ、どの会社が挙がり御社が入っているかを無料でお送りしています。3営業日以内にメールでお返しします。御社の業種でAIに聞いて、結果をもらう

当社自身のサイトに起きたことは、お客様の事例と同じ「前・やったこと・後・費用」の型で自社サイトを1件の事例にしたページに書いています。

よくある質問

Q. AI検索対策の効果はいつ出ますか?

段階によります。当社の記録では、新しいページがAIに読まれるまで数日〜2週間、情報系の質問で引用されるまで数日〜数週間、発注の質問で会社として挙がるまでは月単位、ChatGPT経由の問い合わせ1件目は始めて4か月、受注は6か月でした。

Q. 1年や2年かかりますか?

当社の場合は、問い合わせ1件目まで4か月でした。ただし、ドメインが新しい、価格を公開していない、事例がない、という状態から始めると、それぞれが日数を延ばします。

Q. どれくらい見られたら、問い合わせが1件来ますか?

当社の記録では、AI経由の来訪およそ100〜200人に1件です。Google検索経由より問い合わせ率は約3倍高く、数は少ないが頼む先を探している人が来ます。

Q. 効果はどうやって確認しますか?

普通のアクセス解析では見えません。ChatGPTのアプリから来た人は参照元が付かず「直接」に混ざります。サーバーの記録でAIの取得と直後の人の来訪を数える方法と、発注の質問を定期的にAIに投げて引用を記録する方法の2つを、当社は毎週回しています。

Q. 途中でやめたら、どうなりますか?

AIは古い情報をそのまま答えに使います。価格や対応範囲が変わったのにページが古いままだと、誤った案内が続きます。やめる場合も、料金と条件のページだけは最新にしておいてください。

まとめ

  • AI検索対策の効果は読まれる→引用される→人が来る→問い合わせの4段階で、速さが違う
  • 当社の記録では、ChatGPT経由の問い合わせ1件目まで4か月、受注まで6か月
  • 情報系の引用は日単位で動くが、発注の質問で会社として挙がるのは月単位
  • 問い合わせはAI経由の来訪およそ100〜200人に1件。問い合わせ率はGoogle経由の約3倍
  • 早めたのは、事例を1件1ページにした(公開4日後に相談)、価格を文字で公開した、見出しを質問の形にした、の3つ
  • 遅らせるのは、新しいドメインで始める、記事だけ増やす、測らない、の3つ

当社は、AI検索対策つきのホームページをLLMOサイトとして提供しています。初期費用0円・月額5万円(税別)からで、制作費・サーバー代・ドメイン代を含みます。この記事に書いた測り方をそのまま毎月行い、何が引用されたかをご報告します。

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この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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