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LLMO対策会社の選び方と費用|契約前に聞く5つ

公開: 2026/10/05 / By 佐藤 駿介
読了時間: 約13分
約6,403文字

結論(要点)

LLMO対策の外注先を選ぶときの実務的な判断材料。公開情報で調べた相場は月30〜50万円が最多、最安クラスで月20万円、初期費用は別途30〜100万円。契約前に確認すべきは、①調べて終わりか直すところまでやるか、②何で効果を測るか、③途中でやめられるか、④誰が作業するか、⑤既存サイトのまま直すのか作り直すのか、の5つ。よくある失敗は「診断書とレポートだけ届いて、サイトが何も変わらない」形。なお、llms.txt を根拠に提案してくる会社には注意が要る。自社サーバーの15日間のログでは、主要AIのクローラーは llms.txt を1回も読みに来ていない。

LLMO対策を頼もうとして調べ始めると、金額が会社によってまるで違うことに気づきます。月5万円と書いている会社もあれば、月50万円の会社もあります。

何が違うのか、外からは分かりません。この記事は、そこを判断するためのものです。

対策のやり方そのものはLLMOとは?AI検索に引用されるサイトの作り方に書いているので、ここでは外注先をどう選ぶかだけを扱います。

相場を調べました

2026年9月25日に、公開されている料金を調べた結果です。

初期費用月額
最多価格帯別途30〜100万円月40万円前後
最安クラス(公開料金)—月20万円〜

最多価格帯は、418社への調査(2026年7月・従業員30人以上/年商5億円以上)によります。最安クラスは各社の公開料金ページを確認したものです。

月20万円を下回る公開料金は、調べたかぎり見つかりませんでした。

金額に幅があるのは、やる範囲がまるで違うからです。ここを揃えずに金額だけ比べると、必ず判断を誤ります。

契約前に聞く5つ

1. 調べて終わりですか。直すところまでやりますか

これがいちばん大きな分かれ目です。

LLMO対策には「診断」と「実装」があります。診断だけなら数万円から数十万円で請け負う会社があります。しかし診断書を受け取っても、サイトが変わるわけではありません。

診断のみ        現状を採点した資料が届く。直すのは自社
実装まで        構造化データ、内部リンク、ページの追加まで手を入れる
運用まで        毎月測って、ページを足し続ける

見積もりを見るときは、「作業として何をするか」が書いてあるかを確認してください。「最適化します」「改善します」としか書いていない場合は、何をするのか聞いてください。

2. 何で効果を測りますか

ここで答えられない会社は避けたほうがいいです。

AI検索の難しいところは、効果が普通のアクセス解析に出ないことです。ChatGPTのアプリから開かれたリンクには参照元が付かないため、Googleアナリティクス上は「参照元なし」に混ざります。

測り方は主に3つあります。

① AIクローラーの訪問       サーバーのアクセスログで数える
② 実際に質問して引用を確認   AIに質問を投げて、自社が挙がるかを記録する
③ AI経由の訪問と問い合わせ   ①の時刻と、人の訪問・問い合わせを突き合わせる

①はサーバーのログが要ります。レンタルサーバーによっては見られないので、そこも聞いてください。「アクセス数が増えました」だけの報告では、AI検索の効果なのか分かりません。

3. 途中でやめられますか

AI検索対策は、結果が出るまでに時間がかかります。AIが新しいページを読みに来るまでに数週間、引用されるかを見るのにさらに数週間です。

そのうえで、最低契約期間が6か月や1年ある会社があります。効かなかったときに抜けられるかを、先に確認してください。

4. 誰が作業しますか

受注した会社と、実際に手を動かす会社が違うことがあります。間に会社が入るほど、同じ金額でも実際の作業に回る割合が減ります。

「打ち合わせする人が、作業もするのか」を聞いてください。別なら、修正を伝えるたびに伝言が挟まります。

5. いまのサイトのまま直しますか。作り直しますか

AIに拾われるかどうかは、ページの構造、内部のつながり方、表示の速さ、更新のしかたで決まります。他社が作ったサイトの上では、そこを変えられないことがあります。

とくに古いCMSや、更新が制作会社経由でしかできないサイトは、直せる範囲が最初から限られています。ここを曖昧にしたまま契約すると、「構造上できません」が後から出てきます。

よくある失敗の形

いちばん多い形 契約する 月◯◯万円

→

診断書が届く 数十ページ

→

毎月レポート 順位と訪問数

→

サイトは 何も変わらない 「直す人」が契約に入っていないと、ここで止まる 診断とレポートは作業が軽く、提供しやすい。実装は重いので範囲から外れやすい 見積もりに「ページを直す」「ページを追加する」が入っているかを見る

診断書とレポートは、作る側の手間が軽いので提供しやすい商品です。一方、実際にページを直す作業は重いので、範囲から外れやすい。

見積書に「ページの修正」「ページの追加」が入っているかを見てください。入っていなければ、直すのは自社です。

llms.txt を根拠に説明してくる場合は、確認を

LLMO対策の説明で、llms.txtという仕組みがよく出てきます。AIにサイトの案内を渡すためのファイルです。

ただし、これは2024年に提案された規格で、主要なAI各社は採用を公表していません。

当社のサーバーのログを15日間ぶん調べた実測です。

/llms.txt を読みに来た回数
GPTBot・OAI-SearchBot・ChatGPT-User0回
PerplexityBot0回
ClaudeBot0回
Applebot2回
Bytespider2回

同じ期間に、robots.txt は ClaudeBot が183回、OAI-SearchBot が91回、PerplexityBot が53回読みに来ています。sitemap も ClaudeBot が177回読んでいます。

robots.txt は全社が読み、llms.txt はほとんど読まれていません。

置くこと自体に害はありませんが、「llms.txt を設置するので効果が出ます」という説明は、根拠が薄いです。そう言われたら、ほかに何をするのかを聞いてください。

自分でやるか、頼むか

自分でやる頼む
サイトを直せる人社内にいるいない/手が回らない
ページの追加自分で書ける書く時間がない
サーバーのログ見られる見られない・見方が分からない
かかる期間本業の合間なので長い毎月進む
費用0円(時間はかかる)月5万〜50万円

構造の整備だけなら、自分でもできます。robots.txtでAIクローラーを許可し、構造化データを入れ、よくある質問をページにする。ここまでは、作業を知っている人が社内にいれば回ります。

頼む価値が出るのは、毎月ページを足して、測って、直し続ける部分です。ここは一度で終わらないので、片手間では続きません。

よくある質問

Q. LLMO対策会社の費用はいくらですか?

公開されている料金では、最多価格帯が月30〜50万円、最安クラスで月20万円からでした(2026年9月25日時点)。初期費用は別途30〜100万円が一般的です。ただし、やる範囲が会社によってまったく違うため、金額だけの比較は意味がありません。診断のみか、実装までか、毎月の運用まで含むのかを揃えてから比べてください。

Q. LLMO対策代行はどこで頼めますか?

SEO会社、Web制作会社、AI系のコンサルティング会社が提供しています。選ぶときは「診断だけか、直すところまでやるか」「何で効果を測るか」を最初に聞いてください。この2つで、だいたいの中身が分かります。

Q. 安い会社は品質が低いのですか?

必ずしもそうではありません。金額の差は、やる範囲と、間に何社入っているかで決まります。代理店を通さず、下請けにも出していない会社は、同じ金額でも実際の作業に回る割合が高くなります。安い理由を聞いて、納得できる説明があるかどうかで判断してください。説明できない安さは避けたほうがいいです。

Q. 効果が出るまでどのくらいかかりますか?

AIが新しいページを読みに来るまでに数週間、引用されるかを見るのにさらに数週間かかります。1か月で結果を約束する会社があれば、根拠を聞いてください。また「必ず引用される」とは誰も言えません。どの情報を引用するかの基準は、AI各社とも公開していないためです。

Q. SEOの会社に頼めばいいですか?

重なる部分は多いので、SEOの実績がある会社は候補になります。ただしAI検索は、効果の測り方が検索順位とは違います。サーバーのログでAIクローラーの訪問を数えられるかを聞いてみてください。順位とアクセス数だけで報告してくる場合は、AI検索の部分は測れていない可能性があります。

Q. 契約前に、いまの状態を知る方法はありますか?

無料で確認できる診断があります。当社も登録不要・約15秒の診断を公開しています。URLを入れると、AIから見える状態かを10項目で採点します。どこの会社に頼むにしても、いまの状態を知ってから話を聞いたほうが、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

まとめ

  • 公開料金の相場は月30〜50万円が最多、最安クラスで月20万円、初期費用は別途30〜100万円
  • 契約前に聞くのは5つ。①直すところまでやるか ②何で測るか ③途中でやめられるか ④誰が作業するか ⑤作り直すのか
  • いちばん多い失敗は「診断書とレポートだけ届いて、サイトが変わらない」形
  • 見積書に「ページの修正」「ページの追加」が入っているかを見る
  • llms.txt を根拠にした説明は、実測では裏づけが弱い(主要AIは読みに来ていない)
  • 構造の整備までなら自分でもできる。頼む価値は「毎月続ける」部分にある

当社も、AI検索対策つきのホームページをLLMOサイトとして提供しています。初期費用0円・月額5万円(税別)からで、制作費・サーバー代・ドメイン代を含みます。自社サイトで実際にAI検索から受注しているので、同じやり方をそのままお渡ししています。

ただしホームページとブログを新しく作らせていただくことが条件で、いまお使いのサイトを部分的に直す形ではお受けしていません。上に書いた⑤の理由です。合わない場合は、そうお伝えします。

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この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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