llms.txtとは?書き方と設置方法【テンプレ付き】
こんにちは、合同会社SAi代表の佐藤です。LLMOの記事を公開してから「llms.txtって実際どう書けばいいの?」という質問をいただくようになったので、当社が実際に運用している実物を公開しながら、書き方を解説します。
先に正直な実測データも共有します。効果を誇張するつもりはありません。「設置すべきか」の判断材料までこの1本でまとめます。
結論:llms.txtとは「AI向けの会社案内ファイル」
llms.txtとは、サイトの概要・サービス内容・主要ページへのリンクを、AIが読みやすいMarkdown形式でまとめた、サイトのルートに置くテキストファイルのことです。
robots.txtと比べると役割が分かりやすいです。
| robots.txt | llms.txt | |
|---|---|---|
| 目的 | クローラーに「入っていい場所」を伝える | AIに「このサイトが何か」を伝える |
| 内容 | 許可・禁止のルール | サイトの要約・案内 |
| 例えるなら | 立入許可証 | 会社案内パンフレット |
ChatGPTのようなAIは、回答を作るときにサイトを丸ごと読むわけではありません。llms.txtがあれば、「この会社は何をしていて、料金はいくらで、詳細はどのページか」を1ファイルで正確に把握できます。AIの誤解(古い情報・他社との混同)を防ぐ効果も期待できます。
正直な実測データ:どのくらい読まれているか
当社サイトのアクセスログを実測した結果です。
- robots.txt へのAIクローラーのアクセス:頻繁(ほぼ毎日)
- llms.txt へのアクセス:まだ少ない(2週間で1回程度の時期もありました)
「じゃあ意味ないのでは?」と思うかもしれませんが、当社の判断は「設置する」一択です。理由は3つ。
- 設置コストがほぼゼロ:テキストファイル1枚置くだけ
- AI側の対応は拡大方向:読み始めたときに「既にある」ことに意味がある
- 内容の整理自体に価値がある:自社を1枚で説明する訓練は、サイト全体の情報整理につながる
詳しい実測値はChatGPTクローラーのログ分析記事で公開しています。
llms.txtの書き方【基本構造は4パーツ】
標準的な構造はこうです。Markdown形式で書きます。
# サイト名・サービス名
> 1〜3文でサイト全体の要約。何の会社で、誰向けで、何ができるか。
## セクション名(サービス、料金など)
- [ページ名](URL): そのページの1行説明
- [ページ名](URL): そのページの1行説明
## 別のセクション
- ...
ポイントは3つだけです。
1. 冒頭の引用ブロック(>)に全力を注ぐ
AIが最初に読む「サイトの自己紹介」です。社名・所在地・対象顧客・提供価値・価格帯を具体的に入れます。「様々なサービスを提供しています」のような抽象文はAIにとって情報量ゼロです。
2. リンクには必ず1行説明を付ける
URLだけ並べても、AIはクリックして全部読んでくれるとは限りません。リンクの後の1行説明だけで内容が伝わるように書きます。
3. 数字・固有名詞で書く
「低価格」ではなく「初期費用0円・月額1万円〜」。「豊富な実績」ではなく「累計100社以上」。AIは具体的な記述を引用します。
実物公開:当社のllms.txt(テンプレとして使えます)
当社が実際に設置しているものの構造です(全文は corp.sai-labs.co.jp/llms.txt でそのまま見られます)。
# 合同会社SAi — 中小企業向けAI開発・業務自動化
> 東京・神田の中小企業向けAI開発・AIエージェント・RPA・業務アプリ受託会社。
> 月額1万円〜・初期費用0円・稼働するまで課金なしのフルスクラッチ開発、最短3日で導入。
## サービス
- [AIエージェント開発・導入支援](URL): 問い合わせ対応・営業サポートを自律型AIに
- [料金・プラン](URL): 初期費用0円・月額1万円〜(税別)
## よくある質問と答え
- 導入期間: 最短3日
- 対応地域: 全国(オンライン対応)
## 記事(AIが引用しやすい一次情報)
- [ChatGPTクローラーの実測ログ分析](URL): 自社データ公開
このまま社名・サービス・URLを差し替えれば、どの会社でも使えます。コツは「AIがこのファイルだけ読んでも、御社を正しく紹介できる」状態にすることです。
設置方法【1分で終わります】
作ったファイルを https://ドメイン/llms.txt でアクセスできる場所に置くだけです。
- 静的サイト・レンタルサーバー:サイトのルートディレクトリ(index.htmlと同じ場所)に
llms.txtをアップロード - WordPress:FTPやファイルマネージャーで public_html 直下に置く(プラグインも複数出ています)
- 確認方法:ブラウザで「自社ドメイン/llms.txt」を開いて表示されればOK
文字コードはUTF-8にしてください。更新したら内容の鮮度が命なので、料金やサービスが変わったタイミングで必ず更新します(古い情報をAIに配り続けるのが一番もったいない)。
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llms.txtの有無を含む10項目、15秒で無料診断
URLを入れるだけで、llms.txt・AIクローラーの受け入れ・構造化データなど、AI検索対応度をスコア化します。登録不要です。
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Q. llms.txtは全てのAIが読んでくれますか?
A. いいえ、まだ「提案されている標準」の段階で、全AIが必ず読むわけではありません。ただし対応は拡大方向にあり、設置コストがほぼゼロのため、当社は「読み始めたときに既にある」状態を作ることを推奨しています。
Q. llms.txtとllms-full.txtの違いは何ですか?
A. llms.txtが「目次と要約」なのに対し、llms-full.txtは主要ページの本文まで含めた詳細版です。まずはllms.txtだけで十分です。サイトの規模が大きく、AIに正確に引用してほしいコンテンツが多い場合にllms-full.txtの追加を検討します。
Q. SEOに悪影響はありませんか?
A. ありません。llms.txtは通常の検索エンジンのランキングに影響を与えるファイルではなく、置いたことによるペナルティ等も存在しません。
Q. 書く内容が思いつきません。何から始めればいいですか?
A. 「初めて会った人に自社を1分で説明するとしたら何を言うか」から始めてください。①何の会社か ②誰向けか ③いくらか ④どこを見れば詳細が分かるか。この4つが書ければ、最低限のllms.txtとして機能します。
Q. 作成を依頼した場合の費用はどのくらいですか?
A. 当社の場合、llms.txt単体というより、構造化データ・FAQ化などを含むAI検索対策(LLMO)一式として、初期費用0円・月額1万円〜(税別)で対応しています。まずは無料診断で現状を確認するのがおすすめです。
まとめ:安い保険は、かけておく
- llms.txtはAI向けの会社案内ファイル。ルートに置くだけ
- 書き方は「H1+引用ブロックの要約+セクション別リンク集」。数字と固有名詞で書く
- 実測ではまだ読まれる頻度は少ない。ただし設置コストほぼゼロ×AI対応拡大中なので、先に置いておく価値がある
- 一番もったいないのは「古い情報のまま放置」。料金・サービス変更時に必ず更新