「AIO対策」という言葉を見かけて調べると、GEO、LLMO、AI検索対策と、似た言葉がいくつも出てきます。会社によって呼び方が違い、金額も月5万円から月50万円まで幅があります。
結論を先に書くと、呼び方は違っても、やることは同じです。この記事では、AIO対策とは何か、ほかの言葉と何が違うのか、いくらかかるのか、何をするのかを、自社サイトでAI検索から仕事を受けている立場から整理します。
結論:AIO対策は「AIの答えに自社を出す」ための対策
Googleで検索すると、検索結果の上にAIが作った要約(「AIによる概要」)が出ることが増えました。ChatGPTやMicrosoftのCopilotに「〇〇を頼める会社は?」と聞く人も増えています。
AIO対策は、こうしたAIの答えの中に、自社の名前やページを出してもらうための対策です。順位を競うSEOとは、見ている場所が違います。
日本では「AIO」が2つの意味で使われています。
| 意味 | 何の略か | 指しているもの |
|---|---|---|
| ① AI Overviews対策 | Googleの「AIによる概要」 | Google検索の上に出るAIの要約に、自社を出す |
| ② AI Optimization | AI全般への最適化 | ChatGPT・Copilot・Gemini など、AIの答え全体に自社を出す |
どちらの意味で使われていても、対策の中身は同じです。AIが答えを作るときに読みやすく、引用しやすいページにする、ということに尽きます。
AIO・GEO・LLMO・SEOの違い
| 用語 | 正式名称 | 何に向けた対策か |
|---|---|---|
| SEO | Search Engine Optimization | 検索結果の順位。青いリンクの並び |
| AIO | AI Overviews / AI Optimization | Googleの「AIによる概要」、またはAI全般の答え |
| GEO | Generative Engine Optimization | 生成AIの検索(海外で主流の呼び方) |
| LLMO | Large Language Model Optimization | 大規模言語モデル(AIの頭脳)に向けた最適化 |
| AI検索対策 | — | 上の3つの日本語での総称 |
AIO・GEO・LLMOは、呼び方が違うだけで同じものを指しています。会社によって使う言葉が違うのは、市場が立ち上がったばかりで、名前が定まっていないからです。
SEOとの違いは、見ている場所です。SEOは「10本の青いリンクの何番目に出るか」、AIO対策は「AIが作った1つの答えの中に入るか」です。入るか入らないかの二択なので、SEOより差がはっきり出ます。
Googleの「AIによる概要」と「AIモード」で起きていること
AIO対策の①の意味、Google側の動きを押さえておきます。
- 「AIによる概要」は、検索結果の上にAIの要約が出る機能です。多くの検索で表示されるようになっています。
- 「AIモード」は、AIと会話しながら調べられる専用のタブで、2025年9月に日本語に対応しました。
- 2026年1月には、「AIによる概要」からAIモードへそのまま移れる機能が正式に公開され、5月にはAIの答えの中からサイトへのリンクを見つけやすくする更新が入っています。
つまり、Googleの中でも「AIが答えを作り、その根拠としてサイトを示す」形が標準になってきています。当社のSearch Consoleでも、「AI検索で自社が引用されるようにしたい。誰に相談すればいい?」のような文章のままの検索語で、当社のページが6位前後に表示されています。文章で聞く人が、Googleの中にも増えています。
AIO対策の費用相場
公開されている料金を2026年9月に調べた結果です。
| 初期費用 | 月額 | |
|---|---|---|
| 最多価格帯 | 別途30〜100万円 | 月30〜50万円 |
| 最安クラス(公開料金) | — | 月20万円〜 |
最多価格帯は418社への調査(2026年7月・従業員30人以上/年商5億円以上)、最安クラスは各社の公開料金ページによります。月20万円を下回る公開料金は、調べたかぎり見つかりませんでした。
金額に幅があるのは、やる範囲が違うからです。
| 範囲 | 中身 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 診断だけ | AIから見える構造かを調べて、報告書を出す | 単発10〜30万円 |
| 診断+修正 | 構造化データや見出しを直す。記事を足す | 月20〜50万円 |
| 作り直し+運用 | AIに読まれる形でサイトを作り、毎月測って直す | 月5万円〜(当社)〜50万円 |
金額だけで比べると判断を誤ります。「直すところまでやるのか」「何で効果を測るのか」を先にそろえてください。頼むときの確認点はLLMO対策会社の選び方と費用|契約前に聞く5つにまとめています。
AIO対策で実際にやること5つ
呼び方がAIOでもGEOでもLLMOでも、やることは同じです。効く順に並べます。
1. 本文を、HTMLの文字として読める形にする
AIは、質問を受けたその場でページを取りに来て、HTMLに書かれた文字を読みます。当社のサーバーでは、ChatGPTのこの取得が1週間で279回ありました。JavaScriptで後から本文を表示する作りだと、このとき本文が空に見えます。料金や対応範囲のような大事な情報は、画像ではなく文字で書きます。
2. 答えから書く
AIの答えは「質問→答え」の形です。記事やページの冒頭に結論を置き、よくある質問を構造化しておくと、そのまま引用の材料になります。
3. 価格と、対応できない条件を書く
当社がAIに10問を3回ずつ投げて調べたところ、発注系の質問で引用されたのは、価格を公開している会社だけでした。「業界最高水準」より「月額5万円から、初期費用0円」のほうが引用されます。詳しくはAI検索には勝てる質問と勝てない質問がある|10問実測に書いています。
4. 一次情報を載せる
AIは、どこかで読んだ話の言い換えより、自分で測った数字や実際の事例を引用します。「社内の実測では〜」「お客様の例では〜」と書けることが、そのまま差になります。
5. 事例を1件1ページにする
一覧の中の1行では、AIには何の事例か分かりません。業種・困っていたこと・やったこと・費用を1件ずつページにすると、条件つきの質問で引かれます。当社では、事例ページを公開した4日後に、そのページ経由で大きな相談が来ました。
なお、AIO対策の定番として「llms.txt を置く」がよく挙がりますが、当社のサーバーの15日間の記録では、主要なAIのクローラーはどれも llms.txt を読みに来ていませんでした。置いて害はありませんが、優先度は低く見ています。
当社のサイトで実際に起きていること
当社は、自社のサイトでこの対策をしてから、AI検索経由で仕事を受けています。測っている数字をそのまま載せます。
| 数字 | 中身 |
|---|---|
| 約7,100回 | Copilotなど、Microsoft系のAIの答えに引用された回数(90日・Bing Webmaster Toolsの計測) |
| 279回 / 週 | ChatGPTが回答を作るときに当社のページを取りに来た回数(自社サーバーの記録) |
| 45人 / 週 | その直後に、同じページを人が開いた回数(AI経由の来訪の近似) |
| 8件中5件 | 2026年9月時点で、直近の本物の引き合いのうちChatGPT経由だったもの |
10月には、不動産関連の会社から、AI検索対策つきのホームページのご依頼をいただきました。ChatGPTから当社のAI検索対策のページに来て、事例と料金を何度も読んだうえでのご連絡でした。AI検索対策そのものが、AI検索経由で売れています。この1年の記録はLLMOに10年の実績はない|自社が1年でやったことに書いています。
自分でやるか、頼むか
上の5つのうち、1〜3は自分でもできます。ホームページを自社で更新できる環境なら、まず料金と対応範囲を文字で書き、よくある質問を足すところから始めてください。それだけで変わります。
頼む価値があるのは、「測って、直し続ける」部分です。AIの答えは同じ質問でも毎回変わり、モデルの更新でも変わります。いま引用されているか、代わりにどこが引用されているかを毎月測り、そこから足りない情報を埋めていく作業は、片手間では続きません。
当社のLLMOサイトは、AIに読まれる形でホームページとブログを新しく作り、毎月測って直し続けるサービスです。初期費用0円・月額5万円(税別)からで、制作費・サーバー代・ドメイン代を含みます。ホームページを新しく作らせていただくことが条件で、いまのサイトを部分的に直す形ではお受けしていません。
よくある質問
Q. AIO対策とSEO対策は、別々にやる必要がありますか?
別々にはなりません。AIO対策でやること(構造化データ、答えから書く、価格と対応範囲を書く)は、そのままSEOにも効きます。逆に、SEOで順位が高くてもAIの答えに出ないことはあります。AIは順位ではなく、ページの中身を読んで引用するかを決めるためです。
Q. 「AIによる概要」に出ると、サイトへの訪問は減りませんか?
質問に対する答えが要約の中で完結する場合は、クリックされにくくなります。当社でも、費用の相場を書いた記事はChatGPTに1週間で15回取られていますが、そこから来た人は1人でした。一方で、「どこに頼むか」「実際の事例」のような、答えの先に行動がある内容は、AI経由の人が来て問い合わせにつながっています。減るかどうかは、ページの中身によります。
Q. AIO対策の費用はいくらですか?
公開されている料金では、月30〜50万円が最多、最安クラスで月20万円から、初期費用は別途30〜100万円が一般的です(2026年9月時点)。当社は初期費用0円・月額5万円(税別)からで、AI検索対策つきのホームページを新しく作り、毎月測って直す形です。
Q. 効果が出るまで、どれくらいかかりますか?
当社の場合、測りはじめてから最初のAI検索経由の問い合わせまで約4か月でした。事例ページは公開から4日で引用された例もあります。業種と、いまのサイトの状態で変わります。
Q. いまのサイトがAIから見えているか、確かめる方法はありますか?
無料で確認できます。URLを入れるだけで、AIから見える状態かを10項目で採点する診断を公開しています。さらに、業種と地域をいただければ、見込み客がAIに聞きそうな質問をこちらで作って実際に投げ、どの会社が挙がり御社が入っているかを無料でお送りしています。
まとめ
- AIO対策はAIの答えに自社を出すための対策。GEO・LLMOと中身は同じ
- 「AIO」は、Googleの「AIによる概要」対策と、AI全般への最適化の2つの意味で使われる
- 費用相場は月30〜50万円が最多、最安クラスで月20万円、初期費用は別途30〜100万円
- やることは5つ:文字で書く、答えから書く、価格と対応範囲を書く、一次情報を載せる、事例を1件1ページにする
- 1〜3は自分でできる。頼む価値があるのは「測って直し続ける」部分
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