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合同会社SAiAI & SOFTWARE DEVELOPMENT

開発事例 / 営業支援基盤とAIエージェント

営業支援基盤とAIエージェント(利用者29名・商談2,256件)

営業の情報を1か所に集める基盤をつくり、その上でAIエージェントを動かしている。AIが自分で呼べる操作を21種類用意し、「明日この会社に行くのだが何を話せばいいか」と打つだけで、取引先を特定し、過去の商談履歴と似た事例を読み、商談前の資料を組み立てて返す。商談の音声は文字起こしして社内の基準で整理する。すでに使っていたCRM(Salesforce)とはAPIでつなぎ、入れ直しをせずに済むようにした。

※ ※ 社内の評価基準と項目の中身は非公開。ここに書いているのは仕組みの範囲です

相談のきっかけ

営業の情報がSalesforce・商談メモ・会話の記憶に分かれていて、担当者以外が状況を掴めなかった。商談の振り返りも担当者の自己申告に頼っていた。

この案件の中身

運用状況
実運用中(2026年9月時点)。継続して機能を追加している。このページの最終更新:2026年10月12日
対象業務
営業のリード・商談・訪問記録の一元化、商談音声の文字起こしと整理、自然文でのデータ照会(既存CRMとのAPI連携を含む)
導入前の手間
案件の状況がSalesforce・個人のメモ・記憶に分かれていた。担当者以外が「この取引先はいまどうなっているか」を知るには本人に聞くしかなく、引き継ぎや上長の確認に時間がかかっていた。商談の振り返りも、担当者が自分で書いた記録に頼っていた。
実装した範囲
  • —AIエージェント本体。AIが自分で呼べる操作を21種類用意した。調べる側は取引先・リード・商談メモ・訪問シート・社内資料・過去の成功と失敗の事例など13種類、作る側は商談前のブリーフ、想定問答つきのシミュレーション、断り文句への切り返し、フォロー計画、提案書のアウトライン、資料の選定、導入後90日の立ち上げプランの7種類
  • —読む操作と保存する操作を、わざと別の操作に分けた。計画を作るだけの操作と、それをシステムに保存する操作は中身が同じでも二つにしてあり、利用者がはっきり保存を頼んだときにしか保存側は呼ばれない
  • —AIに渡す操作の説明文に、見える範囲を書き込んだ。既定ではログイン中の担当者が持っている取引先しか見えず、全員ぶんを横断するには明示的な指定が要る
  • —AIが使っているモデルを3段に分けた。判断が要る文面の作成、一覧や整形だけの照会、どちらかが応答しないときの切り替え先、の3つを用途で振り分けている
  • —画面には操作名をそのまま出さず、「取引先を検索中」「切り返しトークを作成中」のように日本語の進捗で表示する
  • —商談の音声をアップロードすると、文字起こしと整理まで自動で走る。音声の取り込みは1件ごとに申請して承認を取る方式にし、承認には期限をつけた
  • —ブラウザのマイクから商談をその場で文字起こしする機能(別モジュール)。録音を始める前に同意の確認、保存する前に内容の確認が必要な作りにしている
  • —上長が内容を確認する画面。複数人がそれぞれ独立に投票し、決まるまでの経緯が記録として残る
  • —すでに使っていたCRM(Salesforce)とAPIで双方向に同期し、リード・商談・取引先・連絡先・商材・商談明細を横断して検索・集計できるようにした(入れ直しは発生しない)
  • —利用状況の管理画面(誰がどの機能をどれだけ使っているか)
確認できている成果
  • —AIが自分で呼べる操作を21種類実装(調べる13・作る7・保存する1)
  • —営業担当とAIの対話1,579件。AIが自分でデータを取りに行って答えている
  • —商談の音声処理179件(文字起こし172件)
  • —上長のレビューにかけた案件565件。判定の根拠と、誰がいつ何をしたかが残る
  • —既存CRMの商材33,317件・商談明細を取り込み、横断して検索・集計できる状態にした
安全のために入れたもの
  • —扱ったデータ 商談の音声と、既存CRMの取引先情報
  • —守り方 AIが見える範囲は、ログイン中の担当者が持っている取引先だけ。全員ぶんを横断するには明示的な指定が要る
  • —人が確認する場面 音声の取り込みは1件ごとに申請と承認(承認には期限がある)
開発期間・体制
先に「データを1か所に集める」ところだけ作り、音声処理とAIエージェントは運用を見ながら足していった。設計から運用まで当社で完結している
費用目安
個別見積(初期費用0円・月額制)。連携するシステムの数と、扱うデータ量によって変わります
対応できない条件
  • —既存CRMの内部を作り込む案件は請けていません。この案件でもSalesforceとはAPIでデータをやり取りしているだけで、Salesforce側の画面やApexの開発は範囲に含めていません。CRMの中を直したい場合は、そちらの専門会社が向いています
  • —連携はCRMがAPIでデータを出せることが前提。出せない場合はCSVの受け渡しになり、リアルタイム性は落ちる
  • —音声の文字起こしは、複数人が同時に話す場面や騒がしい環境では精度が落ちる
  • —AIが出した整理は人が確認して確定する設計にしている。人の確認を省く運用は想定していない
  • —既存のCRMを置き換えるものではなく、その上に載せる形になる
  • —AIが自分で操作を選ぶ作りなので、業務の手順が決まりきっている仕事には向きません。入力から出力まで一本道の処理なら、AIを挟まないほうが速く、安く、確実です
今つくる場合の構成
AIエージェント、ツール呼び出し(Function Calling)、音声文字起こし、GPT、Gemini、FastAPI、フルスクラッチ開発、既存CRM(Salesforce)とのAPI連携

通信の暗号化(TLS 1.2以上)、パスワードのハッシュ化(bcrypt)、認証情報の暗号化、サーバーの公開鍵認証、国内データセンター、バックアップと復旧手順は、すべての案件でセキュリティポリシーのとおりに行っています。安全性と使いやすさを両立させる考え方は安全にAIを入れる当社のやり方にまとめています。

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