開発事例 / 商談の音声とメールをまとめる営業管理+営業マネージャー役のAIエージェント

商談の録音とメールから、営業の進み具合をAIが評価する|営業マネージャー役のAIエージェント(健康機器販売店)

商談の録音を入口にして、話した内容をすべて文字にし、同じ相手とのメールのやり取りと1つの案件にまとめる仕組み。そこにAIエージェントが、その会社が独自に決めた営業の評価基準に沿って、商談がどこまで進んだかを評価する。あわせて、次に何をすればよいかを示し、提案書の下書きまで作る。営業マネージャーが1件ずつ聞いてやっていたレビューの一次作業を、AIが先に済ませておく。送信や提出は、人が承認してから行う。

※ 社名・商談の内容・営業の評価基準の中身は非公開。運用開始から約1か月の時点の状況で、成約率などの定量的な効果は計測していない。

相談のきっかけ

営業の進み具合が、件数と担当者の報告でしか見えなかった。商談で何を話し、お客様が何と言ったかは担当者の頭の中にしかなく、マネージャーが1件ずつ聞き取らないと、次に何をすべきかを助言できなかった。結果として、売れる人のやり方が共有されず、営業が属人化していた。

この案件の中身

運用状況
実運用中。2026年8月から運用(2026年9月時点)
対象業務
営業担当の商談の記録とメール対応、案件の進捗管理、マネージャーによる商談のレビューと助言
導入前の手間
商談で何を話したかは担当者の記憶と報告に頼っていた。マネージャーは担当者に1件ずつ聞き取って助言していたが、全件は見切れず、新人は何を直せばいいのか分からないままになりがちだった。
実装した範囲
  • 商談の音声を取り込み、Gemini で文字に起こす。話した内容がすべて案件の記録に残る
  • 同じ相手とのメール(受信・送信)と商談の記録を、1つの案件の時系列にまとめる。メールの確認・返信も同じ画面で行える
  • 商談の評価。その会社が独自に決めた営業の評価基準をAIに持たせ、商談の記録と照らして、どこまで進んだかを評価する。評価の根拠になった箇所を、商談の記録から示す
  • 次の一手の提示。評価基準に照らして、この商談でまだ足りていないことと、次にやることを挙げる
  • 提案書の下書き。商談で出たお客様の課題と、それに対する提案を、商談の記録から組み立てる
  • 承認制。AIエージェントが作るのは下書きまでで、送信や提出は人が承認してから行う
  • 秘密情報を含む商談は、音声をAIに渡さず、自分で文字に起こしたテキストを入れられる。入れる前に、伏せたい箇所を隠すこともできる
  • マネージャー向けの確認画面。担当者を横断して、商談の評価と進み具合を毎日見られる
確認できている成果
  • 新人の営業担当が、成約を取れるようになってきた
  • 売れる人のやり方に頼っていた営業が、少しずつ仕組みで回るようになってきた(属人化からの脱却が進んでいる)
  • マネージャーは毎日画面を確認している。レビューの一次作業をAIが済ませるので、マネージャー自身も営業に出始めている
開発期間・体制
メールから作る案件ボードと専用メーラーを土台に、商談の音声の取り込みと、評価・次の一手・提案書の下書きを行うAIエージェントを足した。2026年8月から運用し、現場の使い方を見ながら調整を続けている
費用目安
初期費用0円・月額8万円(税別)。AI APIの利用料は別途。商談の音声とAIエージェントを入れず、メールだけの案件ボードにする場合は月額5万円(税別)
対応できない条件
  • 商談の録音は、相手の同意を取る運用が前提。音声と文字起こしには個人情報が含まれるため、保存期間を決めて運用する
  • 評価は、その会社の営業の基準が言葉で定義されていることが前提。基準の中身は会社ごとに違うので、導入のたびにその会社のものを設定する(他社の基準は流用しない)
  • AIの評価・次の一手・提案書は下書き。そのまま外に出す使い方は想定していない
  • 雑音の多い場所や、複数人が同時に話す録音は、文字起こしの精度が落ちる
  • 運用開始から日が浅く、成約率などの数字での効果はまだ出していない
今つくる場合の構成
Gemini API(商談の音声の文字起こし)、生成AI(商談の評価・次の一手・提案書の下書き)、IMAP / SMTP(メール連携)

同じような相談をお持ちの方へ

この事例と近い状況であれば、上の「対応できない条件」に当てはまらないかを確認したうえで、同じ範囲を初期費用0円・月額制で作れます。稼働するまで課金は始まりません。まず状況を聞かせてください。

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