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合同会社SAiAI & SOFTWARE DEVELOPMENT
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FAX受注をデータ化する方法|OCRとRPAの組み合わせ

公開: 2026/10/30 / By 佐藤 駿介

結論(要点)

FAX受注のデータ化は、撮影・スキャン→OCRとAIで読み取り→人が確かめる→RPAで今のソフトに入力、の4段で回る。全行を目視する運用にはせず、読みにくい行だけに印を付けて人が見る。販売管理ソフトはCSVの取り込み口やAPIがなくても、画面の操作を自動で行う形で入力できる。AI-OCRとRPAの製品を別々に買う場合は、読み取りの設定・RPAの作り込み・画面が変わったときの直しを自社で行う。作ってもらう場合は読み取りから入力までを1つの仕組みにして月額で直し続ける。実例は月額1万円(税別)+サーバー代・AIの利用料で、複数社・長いところで2年以上稼働。

この記事の目次

卸や資材、食品の会社では、注文の多くがまだFAXで届きます。届いた注文書を見ながら販売管理ソフトに打ち込む作業は、毎日の決まった仕事として残っています。取引先が変わらない限り、FAXそのものはなくなりません。

この記事では、FAXをやめずに、届いたあとをデータ化する方法に絞って書きます。読み取り(OCR)と入力(RPA)を組み合わせる形で、費用は当社の実例をもとにした計算例です。

結論:読み取り→人が確かめる→RPAで入力、の4段で回す

FAX受注のデータ化は、次の4段で回ります。

  1. 届いたFAXを撮影する、またはスキャンする
  2. OCRとAIで、品名・数量・単価などを読み取る
  3. 読みにくい行だけ、人が確かめて直す
  4. RPAで、今の販売管理ソフトの入力画面に自動で入力する

大事なのは3段目です。全行を目視する運用にはせず、読み取りに自信のない行だけに印を付けて人が見る形にすると、作業が「打ち込む」から「確かめる」に変わります。

4段目は、販売管理ソフトを替えずに済みます。CSVの取り込み口やAPI(外からつなぐ口)がないソフトでも、人が打ち込んでいる画面に同じ順番で自動で入力できます。

読み取りの精度は「全部読める」を目指さない

OCRの精度を聞かれたとき、当社は「何%読めるか」ではなく「読めなかった行をどう扱うか」で答えています。

注文書の状態読み取り扱い
印字・楷書に近い手書きほぼ読めるそのまま次へ
走り書き・薄い鉛筆迷うことがある行に印を付けて人が確かめる
かすれたFAX・二重送信読めないことがある画像を見ながら人が入力

AIで読むと、品名の表記ゆれ(「ホタテ貝柱」と「ほたて貝柱」など)を商品の一覧と照らし合わせて寄せられます。数量と単価は、取引先ごとの過去の注文と大きく違えば印を付けます。

始める前に、実物の注文書を2〜3枚で読み取りを試すと、自社の注文書でどこまで読めるかが分かります。当社では、秘密保持契約を結んだうえで無料で試しています。

製品を買うか、作ってもらうかを分ける

FAX受注のデータ化には、AI-OCRの製品とRPAの製品を別々に買う方法と、読み取りから入力までを1つの仕組みとして作ってもらう方法があります。

製品を別々に買う作ってもらう
読み取りの設定自社で行う開発会社が行う
RPAの作り込み自社で行う開発会社が行う
ソフトの画面が変わったとき自社で直す月額の中で直す
向いている会社社内にRPAを作れる人がいるIT担当がいない

社内にRPAを作れる人がいるなら、製品を買うほうが安く済むことがあります。いない場合は、読み取りと入力を別々の製品で持つと、つなぎ目で止まったときに自社で直せません。

費用を計算例で見る

当社の実例です。計算例であり、平均や相場ではありません。

  • 業種:FAXで注文を受ける会社(複数社。業種は卸・製造など)
  • 作ったもの:撮影・スキャン→OCRとAIで読み取り→読みにくい行に印→人が確認→RPAで今のシステムに入力
  • 費用:月額1万円(税別)・初期費用0円。サーバー代とAIの利用料はお客様の負担
  • 稼働:長いところで2年以上

1年間の計算例は、月額1万円×12か月=12万円(税別)に、サーバー代とAIの利用料を足したものです。AIの利用料は読み取る枚数で変わります。1日20枚なら月に数百円から数千円の範囲が目安ですが、使うAIと枚数で変わります。

Windows専用の販売管理ソフトに入力する場合は、RPAを動かすWindowsの端末を1台用意してもらいます。

向かないケース

  • 注文書がかすれたFAXや薄い鉛筆書きばかりで、人が読んでも判別しにくい場合。先に読み取りを試し、合わなければお断りしている
  • 販売管理ソフトの画面が頻繁に変わる場合。RPAはそのたびに手直しが要る(通常の修正は月額内だが、止まる時間が出る)
  • FAXが月に数枚しかない場合。手で打ち込んだほうが早い

よくある質問

FAXをやめて、取引先にWebやLINEで注文してもらうべきですか?

やめなくて構いません。取引先が変わらない限りFAXは残るので、変えるのは「届いたあと」だけにします。LINEやWebフォームで送ってくれる取引先は、同じ仕組みに流して段階的に切り替えられます。

OCRで読み取ったデータは、どの形で販売管理ソフトに入りますか?

ソフトに何があるかで選びます。API(外からつなぐ口)があればそれを使うのが確実です。CSVの取り込み機能があればCSVで渡します。どちらもない場合は、人が打ち込んでいる画面にRPAで自動で入力します。

読み取りを間違えたまま入力されませんか?

読み取りに自信のない行には印が付き、人が確かめてから入力に進む流れにします。印のない行も、入力の前に一覧で見られます。入力したあとは、読み取った注文書の画像と一緒に履歴に残るので、あとから突き合わせられます。

当社では、FAXの注文のデータ化を初期費用0円・月額1万円(税別)から作っています。読み取りから販売管理ソフトへの入力までの流れはFAXの注文書を読み取って入力する答えのページの動く見本で触れられ、実例はFAXの注文書をOCRで読み取りRPAで入力した事例にまとめています。

この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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