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LINE抽選キャンペーンのやり方|無料クーポンとガチャの違い

公開: 2026/09/05 / By 佐藤 駿介

この記事について

LINE公式アカウントの抽選クーポンは無料で、当選確率1〜99%と当選者数の上限を設定できます。作り方の手順、当たり・はずれの2択しか作れない制約、景品表示法の上限(来店を条件にすると一般懸賞)、そして景品ごとに確率を持つ「ガチャ型」との違いを、店舗のリピート施策として使う前提で解説します。

読了時間: 約9分
約4,462文字

結論(要点)

LINEで抽選キャンペーンをする方法は2つ。1つはLINE公式アカウントの無料機能「抽選クーポン」で、当選確率を1〜99%、当選者数の上限を人数で設定できるが、結果は当たり・はずれの2種類だけ。もう1つはデジタルガチャで、景品を複数用意して景品ごとに確率を持たせ、毎日や週1回など間隔を決めて繰り返し引かせる仕組み。単発の告知なら抽選クーポン、来店のたびに引く継続施策ならガチャが向く。来店や購入を条件にする抽選は景品表示法の一般懸賞にあたり、景品は取引価額の20倍(最高10万円)、総額は売上予定総額の2%まで。

LINE抽選キャンペーンのやり方|無料クーポンとガチャの違い

こんにちは、合同会社SAi代表の佐藤です。

「LINEで抽選をやりたい」という相談は、目的が2つに分かれます。友だちを増やすための単発キャンペーンと、来店のたびに引いてもらう継続の仕組みです。前者はLINE公式アカウントの無料機能で足りますが、後者は無料機能では作れません。

この記事では、無料の抽選クーポンの作り方と制約、景品表示法で気をつける上限、そして継続施策として使う「ガチャ型」との違いをまとめます。私は店舗向けの来店ガチャの仕組みを開発している側なので、両方の中身を知ったうえで書いています。

結論:単発なら無料の抽選クーポン、継続ならガチャ

  • LINE公式アカウントの抽選クーポンは無料。当選確率と当選者数を設定できるが、結果は当たり・はずれの2択
  • 「毎日引ける」「景品が何種類もある」「通うほど当たりやすい」は、デジタルガチャの領域
  • どちらも、来店や購入を条件にするなら景品表示法の一般懸賞の上限内で設計する

方法1:LINE公式アカウントの抽選クーポン(無料)

LINE公式アカウントのクーポン機能には「抽選」の設定があります。クーポンを開いた人がその場で抽選し、当たった人だけがクーポンを受け取れる仕組みです。

作り方

  1. 管理画面の「クーポン」から新規作成
  2. クーポンの内容(10%オフ、ドリンク1杯無料など)と有効期限を入力
  3. 「抽選」を有効にして、当選確率(1〜99%)を設定
  4. 必要なら当選者数の上限を人数で設定
  5. メッセージ配信、リッチメニュー、友だち追加時のあいさつメッセージなどに載せて配る

無料プランでも使えます。配信通数の上限(無料プランは月200通)だけ注意してください。

できること

  • 当選確率の設定
  • 当選者数の上限(先着で打ち切り)
  • 1人1回まで、などの利用回数の制限
  • 有効期限

できないこと

  • 当たり・はずれ以外の結果。「1等・2等・3等」のような複数の景品を1回の抽選に入れることはできません
  • 繰り返し引かせること。1つの抽選クーポンは基本的に1人1回です。毎日引かせたいなら、毎日クーポンを作って配信する運用になります
  • 誰が当たったかを個人単位で把握すること
  • 来店回数などに応じて確率を変えること

「友だち追加してくれた人に、その場で抽選」「季節キャンペーンで1回だけ抽選」という単発の使い方には十分です。

方法2:デジタルガチャ(継続施策)

デジタルガチャは、スマートフォンの画面上でガチャを回し、景品が出る仕組みです。LINE公式アカウントの中で動くものは、友だち追加だけでお客様が使えます。

抽選クーポンとの決定的な違いは、「繰り返し」を前提に設計されていることです。

抽選クーポン(無料)デジタルガチャ
費用0円月額数千円〜
結果の種類当たり・はずれ景品ごとに確率(ポイント、モノ、サービス)
引ける回数基本1人1回毎日・週1回など間隔を決めて繰り返し
確率の制御全体の当選確率景品ごとの確率、先着上限、同じ人が再び当たるまでの日数
来店との連動なし来店回数で会員ランク、ランクで確率が変わる
当選の管理クーポン使用当選チケットの消込、当選履歴

ガチャが向くのは、来店のたびに引いてもらって、来店の習慣を作りたい店です。美容室、ジム、飲食店、整体院のように、同じお客様が何度も来る業種が中心です。

実際の利用率

私たちが開発した仕組みでは、4店舗・LINE会員51人の2026年5〜9月の実測で、会員の71%がガチャを1回以上引き、42%が2週以上続けて引いていました。母数は小さいので目安ですが、「配って終わり」のクーポンより、繰り返し触られる仕掛けであることは分かります。

SAI TOOLS

LINEで引ける来店ガチャ、月額2,980円

リピガチャは、抽選の間隔、景品ごとの当選確率、先着上限、会員ランクを店が設定できる来店ガチャです。景品の原価を確率で管理し、当選チケットの消込まで1つの画面で。初期費用0円、最低契約期間なし。

リピガチャを見る → 相談する →

景品表示法:来店を条件にするなら「一般懸賞」

抽選に景品を付けるとき、必ず確認しておきたいのが景品表示法です。ポイントは「取引に付随するかどうか」です。

  • 商品の購入や来店を条件にする抽選は、取引に付随するとみなされ、「一般懸賞」として上限があります
  • 購入も来店も条件にせず、誰でも応募できる抽選(オープン懸賞)には、現在は上限額の定めがありません

来店ガチャは「来店した人が引ける」仕組みなので、一般懸賞として設計します。上限は次のとおりです。

上限
景品1つの最高額取引価額が5,000円未満なら取引価額の20倍、5,000円以上なら10万円
景品の総額懸賞に関わる売上予定総額の2%

たとえば客単価4,000円のカフェなら、景品1つは8万円まで、総額は月の売上予定の2%までです。ドリンク1杯やトッピング無料のような景品は、余裕をもってこの範囲に収まります。

「友だち全員に配る」ように抽選を伴わない特典は「総付景品」といって別の上限(取引価額1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引価額の20%)になります。高額な景品や、条件が複雑なキャンペーンを組む場合は、事前に専門家に確認してください。

効果を出す3つの設計

ガチャを入れれば勝手に来店が増えるわけではありません。設計で決まります。

1. 間隔は「来店の周期」に合わせる

毎日来る店(カフェ、ジム)は毎日ガチャ、月1〜2回の店(美容室、整体院)は週1回や10日に1回にします。「次に引けるのは3日後」と表示されると、それが思い出すきっかけになります。

2. 景品の原価は「確率」で管理する

景品ごとに当選の重みと先着上限を持たせると、月にいくらまで景品が出るかを先に決めてから確率を組めます。「ドリンク1杯を月20本まで、当選率5%」のように決めておけば、原価が予定を超えることはありません。

3. 通うほど当たりやすくする

来店回数で会員ランクを上げ、上のランクほど良い景品が出やすくします。「あと2回でゴールド」が見えると、次の来店が決まります。ランクの段数や名前は店ごとに決められる仕組みを選んでください。

よくある質問

Q. 抽選クーポンで「1等・2等・3等」を作る方法はありますか?

1つの抽選クーポンでは当たり・はずれしか作れません。当選確率の違う抽選クーポンを3つ作って同時に配る方法はありますが、お客様は3回抽選することになり、体験としては分かりにくくなります。複数の景品を1回の抽選に入れたい場合は、ガチャ型の仕組みが必要です。

Q. ガチャの結果は不正に操作されませんか?

サーバー側で抽選するので、お客様側の操作で結果は変わりません。同じ人が連続で引く不正は、抽選の間隔(1日1回など)で防ぎます。

Q. 家から引けるガチャと、来店しないと引けないガチャ、どちらがいいですか?

来店時にレジのQRを読み取ってから引く方式は不正に強い反面、来店しないと接点が生まれません。家から引ける方式は、来店の合間もお店を思い出してもらえます。私たちの仕組みでは、ガチャは家から引け、来店は別のQRで記録する形にしています。両方を分けると、来店の記録は正確なまま、接点の回数を増やせます。

Q. LINE公式アカウントを持っていなくても始められますか?

抽選クーポンもガチャも、お客様がお店のLINE公式アカウントを友だち追加する前提です。開設は無料で、無料プランから始められます。

まとめ

LINEでの抽選は、単発なら無料の抽選クーポンで十分です。当選確率と当選者数を設定でき、友だち追加のきっかけ作りにも使えます。

来店のたびに引いてもらって習慣を作りたいなら、景品ごとに確率を持ち、間隔を決めて繰り返し引けるガチャ型が必要です。どちらも、来店を条件にする以上は景品表示法の一般懸賞の上限内で設計してください。

ショップカードなど他の無料機能との組み合わせはLINEショップカードの作り方と限界、費用の全体像はLINEポイントカードの作り方と費用にまとめています。仕組みの相談はお問い合わせからどうぞ。

About the Author

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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