← Back to Blog

来店促進の施策10選|小さな店が今日から使える順に

公開: 2026/09/05 / By 佐藤 駿介

この記事について

美容室・ジム・飲食店・整体院のような小さな店が、お金をかけずに今日から始められる来店促進の施策を、手軽な順に10個並べました。次回予約のその場確定、LINE友だち追加、ショップカード、来店後のお礼、誕生月特典、Googleビジネスプロフィール、抽選・ガチャ、会員ランク、紹介特典、失客への再来店メッセージ。それぞれの費用と手間、効きやすい業種も。

読了時間: 約9分
約4,697文字

結論(要点)

来店促進は「新規を増やす」より「来た人にもう一度来てもらう」ほうが安く済む。今日からできる順に、①次回予約をその場で取る、②レジにLINE友だち追加のQRを置く、③LINEショップカード(無料)、④来店翌日のお礼メッセージ、⑤誕生月の特典、⑥Googleビジネスプロフィールの投稿、⑦抽選・来店ガチャ、⑧来店回数で上がる会員ランク、⑨紹介特典、⑩しばらく来ていない人への再来店メッセージ。①〜⑥は0円でできる。⑦〜⑩は個人ごとの来店記録が要るので、月額数千円のツールか自社開発になる。

来店促進の施策10選|小さな店が今日から使える順に

こんにちは、合同会社SAi代表の佐藤です。

来店を増やしたいとき、多くの店が最初に考えるのは「新規のお客様を増やす」ことです。広告、クーポンサイト、SNS。どれもお金か時間がかかります。

一方で、一度来た人にもう一度来てもらうほうが、費用は圧倒的に安く済みます。すでに店を知っていて、場所も分かっていて、LINEでつながれる相手だからです。

この記事では、美容室・ジム・飲食店・整体院のような小さな店が、今日から手を付けられる順に来店促進の施策を10個並べます。私は店舗向けの会員証やガチャの仕組みを開発する側なので、何が仕組みで解決でき、何が現場の運用で決まるかを分けて書きます。

結論:0円でできる6つを先に、仕組みが要る4つは後で

#施策費用手間効きやすい業種
1次回予約をその場で取る0円声かけだけ美容室・整体院
2レジにLINE友だち追加のQR0円印刷1枚全業種
3LINEショップカード0円30分飲食店・カフェ
4来店翌日のお礼メッセージ0円設定1回美容室・整体院
5誕生月の特典0円月1回の配信全業種
6Googleビジネスプロフィールの投稿0円週1回全業種
7抽選・来店ガチャ月数千円設定+景品設計飲食店・ジム・美容室
8来店回数で上がる会員ランク月数千円設定1回美容室・ジム
9紹介特典月数千円設定+声かけ美容室・整体院
10失客への再来店メッセージ月数千円設定1回全業種

1〜6はLINE公式アカウントの無料機能と、現場の声かけでできます。7〜10は「誰がいつ来たか」の個人ごとの記録が必要なので、月額数千円のツールか自社開発になります。

今日からできる6つ(0円)

1. 次回予約をその場で取る

一番効いて、一番お金がかからない施策です。会計のときに「次は○週間後がおすすめです。ご予約しておきますか?」と聞くだけ。美容室や整体院のように来店周期が決まっている業種では、これだけでリピート率が変わります。

仕組みは要りません。声をかけるかどうかだけです。

2. レジにLINE友だち追加のQRを置く

以降の施策はすべて「LINEでつながっていること」が前提です。友だち追加のQRコードを印刷して、レジと各席に置いてください。「友だち追加でドリンク1杯」のような小さな特典を付けると、追加率が上がります。

LINE公式アカウントの開設は無料で、無料プラン(月200通まで配信可)から始められます。

3. LINEショップカード

LINE公式アカウントに付いている無料のデジタルスタンプカードです。来店ごとにQRでポイントを付け、規定数で特典を配ります。紙のスタンプカードをやっている店は、そのまま置き換えられます。

作り方と限界はLINEショップカードの作り方と限界にまとめました。

4. 来店翌日のお礼メッセージ

LINE公式アカウントの「あいさつメッセージ」や「ステップ配信」を使うと、友だち追加や来店を起点に自動でメッセージを送れます。「昨日はありがとうございました。次回は○週間後がおすすめです」の一通で、次の来店が頭に残ります。

美容室なら「自宅でのケアのコツ」、整体院なら「今日のストレッチ」のように、売り込みでない一言のほうが読まれます。

5. 誕生月の特典

登録時に誕生月を聞いておき、月初に該当する人へ特典を配信します。LINE公式アカウントの絞り込み配信でもできますし、無料の範囲で運用できます。

「誕生日クーポン」は使われる率が高い施策の1つです。特典は割引より「いつもより1品多い」のような体験のほうが、原価を抑えられます。

6. Googleビジネスプロフィールの投稿

新規向けに見えますが、実は既存客が「あの店、まだやってるかな」と検索したときにも効きます。週1回、新メニューや今週の空き状況を投稿するだけで、検索結果に動きが出ます。

投稿を続けるのが面倒なら、GBP自動投稿のような月額の仕組みもあります。

仕組みが要る4つ(月額数千円〜)

ここからは「田中さんは今月2回来た」「佐藤さんは2か月来ていない」という個人ごとの来店記録が必要になります。LINE公式アカウント単体にはこの機能がないので、外部のツールをつなぐか、自社で作ります。

7. 抽選・来店ガチャ

来店するとガチャが引けて、ポイントやドリンク1杯、施術10分といった景品が当たる仕組みです。割引クーポンは配った分だけ利益が減りますが、ガチャは景品の原価を確率で管理できるので、月の上限を決めてから運用できます。

「今日は何が出るか」という小さな楽しみが来店の理由になります。私たちが開発した仕組みでは、4店舗・LINE会員51人の実測で、会員の71%がガチャを引き、42%が2週以上続けていました(2026年5〜9月)。

単発のキャンペーンなら、LINE公式アカウントの無料の抽選クーポンでも代用できます。違いはLINE抽選キャンペーンのやり方にまとめています。

SAI TOOLS

7・8を1つに。LINEで引ける来店ガチャ、月額2,980円

リピガチャは、来店QRチェックイン、ガチャ、会員ランク、当選チケットの消込をLINE公式アカウントの中にまとめた仕組みです。景品と確率は店が決められ、初期設定は当社が行います。初期費用0円、最低契約期間なし。

リピガチャを見る → 相談する →

8. 来店回数で上がる会員ランク

来店回数や累計金額でブロンズ・シルバー・ゴールドのようにランクが上がり、上のランクほど特典が良くなる仕組みです。「あと2回でゴールド」が見えると、次の来店が決まります。

ポイントは、最初のランクアップを近くに置くことです。5回目でシルバー、15回目でゴールドのように、最初の壁は低くしてください。

9. 紹介特典

紹介した人と、紹介された人の両方に特典を付けます。紹介用のQRやリンクを発行し、誰の紹介で来たかを記録する仕組みが要ります。

美容室や整体院のように「人に勧めやすい」業種で効きます。特典は「両方に施術10分追加」のように、次の来店で使えるものにすると、紹介した側の再来店にもつながります。

10. 失客への再来店メッセージ

「最終来店から60日経った人」にだけ、「お久しぶりです。こんなメニューが増えました」と送ります。全員に配信するより通数が少なく済み、LINE公式アカウントの料金も抑えられます。

これは個人ごとの最終来店日が記録されていないとできません。7〜9の仕組みを入れると、副産物としてこの記録が貯まります。

順番を間違えないために

10個すべてを一度に始める必要はありません。

  1. まず1と2。今日の営業からできます
  2. 次に3〜6。LINE公式アカウントの設定を1回やれば回り続けます
  3. 友だちが100人を超えて「次に何をすればいいか分からない」と感じたら、7〜10を検討します

7〜10の費用の考え方はLINEポイントカードの作り方と費用にまとめています。無料、月額数千円、自社開発の3段階です。

よくある質問

Q. 割引クーポンを配るのは、来店促進として効きますか?

短期的には効きます。ただ、配り続けると「クーポンがないと来ない」お客様が増え、利益率が下がります。割引の代わりに「1品追加」「施術10分追加」のような体験を特典にすると、原価を抑えたまま同じ効果が出やすくなります。

Q. LINE公式アカウントの無料プランで、どこまでできますか?

1〜6はすべて無料プランでできます。制約は配信通数(月200通)だけです。友だち300人に月1回配信すると300通で超えるので、そのタイミングでライトプラン(月5,000円・5,000通)への変更を検討してください。お客様が自分から開く仕組み(会員証、ガチャ)は通数を消費しません。

Q. 効果はどうやって測ればいいですか?

「今月来た人のうち、先月も来た人の割合」を毎月出してください。個人ごとの来店記録があれば自動で出ます。無い場合は、次回予約の取得率(会計時に次回予約を取れた割合)だけでも追うと、1の効果が見えます。

Q. 業種によって効く施策は違いますか?

来店周期で変わります。毎日〜週1で来る業種(カフェ、ジム)は3・7が効きやすく、月1〜2回の業種(美容室、整体院)は1・4・8が効きやすいです。表の「効きやすい業種」を目安にしてください。

まとめ

来店促進は、新規を追うより、来た人にもう一度来てもらうほうが安く済みます。

今日からできる0円の施策が6つ、個人ごとの来店記録が要る施策が4つ。順番は「声かけ→LINEの無料機能→仕組み」です。最初から仕組みにお金をかける必要はありません。

自社の店に合わせた仕組みを作る相談はお問い合わせからどうぞ。作る本人が直接お話を聞きます。

About the Author

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

More Articles

他のおすすめ記事

AI・RPA導入の無料相談を実施中

この記事を読んで「自社でも効果が出そう」と思われましたら、お気軽にご相談ください。現状分析から最適プランのご提案まで、すべて無料で対応いたします。