ホームページ保守費用の相場|契約前に見る5項目【2026年】
こんにちは、合同会社SAi代表の佐藤です。「毎月保守費を払っているんだけど、正直、何をしてもらっているのか分からない」——ホームページの相談で、本当によく聞く言葉です。
保守費は「内訳が見えないまま払い続けやすい」費用の代表です。この記事では、保守費用の相場と中身、放置されないための契約前チェック、そして保守費そのものを下げる方法まで、保守を受ける側の本音で解説します。
結論:保守費用の相場は「どこまで任せるか」で3段階です
| 保守の範囲 | 月額相場 | 含まれる内容 |
|---|---|---|
| サーバー・ドメイン管理のみ | 数千円 | サーバー契約の維持、ドメイン更新、SSL |
| 一般的な保守契約 | 1〜3万円 | 上記+セキュリティ更新、バックアップ、軽微な修正 |
| 制作+保守一体の月額制 | 1,650円〜1万円前後(税別) | 制作費込み。更新・修正も月額内 |
ポイントは、「保守費」という同じ名前でも中身が全く違うことです。月5,000円の保守が「サーバー代の転売+何かあったら連絡してね」だけのケースもあれば、月1万円で更新作業まで含むケースもあります。金額の比較より先に、中身の確認が必要です。
保守費用の中身は4つに分解できます
見積もりや契約書の「保守一式」を分解すると、だいたいこの4つです。
1. サーバー・ドメインの管理
サーバー契約の維持、ドメインの更新、SSL証明書の管理。切れるとサイトが消える生命線ですが、実作業は年に数回です。
2. セキュリティ更新
WordPressなどのCMSを使っている場合、本体・プラグインの更新は必須の保守作業です。ここを怠ったサイトがどうなるかはWordPressのセキュリティ対策で詳しく書きました。逆に言えば、WordPressを使っていないサイトはこの作業がほぼ発生しません。
3. バックアップ
定期的なバックアップと、障害時の復旧。事故が起きるまで価値が見えませんが、起きたときに契約の真価が出ます。
4. 更新代行・修正対応
「営業時間を変えたい」「写真を差し替えたい」への対応です。ここが月額に含まれるか、都度見積もりかで、体感の満足度が最も変わります。
なぜ「払っているのに放置される」が起きるのか
理由はシンプルで、保守は定額制なのに、作業をしなくても外からは分からないからです。
制作会社側の視点で正直に言うと、保守契約は「何も起きなければ作業ゼロでも売上が立つ」構造です。誠実な会社は定期点検や報告でそれを埋めますが、そうでない会社では「請求書だけが毎月届く保守」になります。契約前は熱心なのに公開後に放置される、という失敗談の多くはここから生まれます(この構造はホームページリニューアルの記事でも書きました)。
契約前に確認すべき5項目
放置される契約かどうかは、契約前の質問でほぼ見抜けます。
- 作業報告はありますか?——月次や四半期で「何をしたか」が届くか。届かない契約は作業していても伝わりません
- 修正依頼は何日で反映されますか?——具体的な日数で答えられない会社は要注意。当社は軽微な修正なら数日以内が基本です
- CMS(WordPress等)の更新は誰の担当ですか?——「お客様側で」と言われたら、実質セキュリティ保守は含まれていません
- バックアップはどこに・どの頻度で?——「サーバー会社の機能で」だけなら、復旧手順まで確認を
- 連絡手段と窓口は?——担当者直通か、問い合わせフォーム経由か。返信の目安時間も聞いておく
保守費を下げる3つの方法
1. 守る対象を減らす(静的サイト化)
保守作業の大半はCMSのセキュリティ更新です。管理画面もデータベースも持たない静的サイトに移行すれば、この作業自体が消えます。詳しくは脱WordPressのすすめにまとめました。
2. 制作+保守一体の月額制にする
制作費を初期に払い、保守費を別で払う従来型に対し、月額制は制作と保守が一体です。当社の場合、初期費用0円・月額1,650円〜(税別・サーバー代とドメイン代は別途)で、軽微な修正・更新は回数を気にせず月額内で対応しています。「保守費だけ払って何もされない」構造が起きません。
3. 自社でできる部分を切り分ける
お知らせの更新だけ自社でやる、写真は自社で用意する、など役割分担を決めれば、その分の保守範囲を絞れます。ただしセキュリティ更新とバックアップだけは、プロ側に残すのが安全です。
MAINTENANCE
「保守費、これで合ってる?」の相談だけでも歓迎です
いまの契約内容を拝見して、適正かどうかの見立てを無料でお伝えします。当社への乗り換えの場合は初期費用0円・月額1,650円〜(税別)、更新は回数を気にせず月額内。開発者が直接対応します。
料金と制作サンプルを見る → 無料で相談する →よくある質問
Q. ホームページの保守費用の相場はいくらですか?
A. サーバー・ドメイン管理のみなら月数千円、セキュリティ更新や修正対応を含む一般的な保守契約で月1〜3万円が相場です。制作と保守が一体になった月額制なら、月1,650円〜1万円前後(税別)に収まるケースが多いです。金額よりも「何が含まれているか」の確認が重要です。
Q. 保守契約なしでホームページを運用できますか?
A. 静的なサイトであれば、サーバーとドメインの更新さえ忘れなければ運用自体は可能です。ただしWordPressなどのCMSを使っている場合、セキュリティ更新を止めるのは危険なので、保守なし運用はおすすめしません。
Q. 保守会社が何もしてくれているように見えません。解約すべきでしょうか?
A. まず「直近3ヶ月の作業内容を教えてください」と聞いてみてください。誠実な会社なら具体的に答えられます。答えが曖昧なら、この記事の5項目で他社と比較検討する価値があります。なお解約時は、サーバーとドメインの管理権限を必ず引き継いでください。
Q. 保守だけ・修正だけを別の会社に頼むことはできますか?
A. 可能です。当社にも「作った会社と連絡が取れない」「修正だけお願いしたい」というご相談が届きます。ただし他社制作サイトの保守は中身の調査が必要になるため、状態によっては作り直した方が安く済むケースもあります。
Q. 解約したらホームページはどうなりますか?
A. 契約によります。ドメインが自社名義なら、サーバーを引っ越せばサイトは維持できます。制作会社名義でドメインやサーバーが契約されている場合は移管手続きが必要なので、解約を切り出す前に所有権を確認するのが安全な順番です。
まとめ:保守費は「金額」ではなく「中身と見える化」で選ぶ
- 相場は管理のみ数千円/一般的な保守1〜3万円/月額制一体型1,650円〜1万円前後
- 保守の中身はサーバー管理・セキュリティ更新・バックアップ・更新代行の4つに分解して確認
- 放置される構造の正体は「作業が外から見えない定額制」。作業報告と反映日数を契約前に聞く
- 保守費を根本から下げるなら、守る対象が少ない静的サイトへの移行が効く
いまの保守契約に疑問がある方は、まず「直近3ヶ月の作業内容」を聞くところから始めてみてください。