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サロンのSNS集客|Instagram・LINE・TikTokの使い分けと続け方

公開: 2025/09/08 / 最終更新: 2026/09/22 / By 佐藤 駿介
読了時間: 約12分
約5,989文字

結論(要点)

総務省の令和7年度調査(2026年6月公表、13〜79歳の1,800人)では、SNSの利用率はLINE 92.9%、YouTube 81.5%、Instagram 54.8%、X 44.7%、TikTok 36.7%、Facebook 27.0%。Instagramは女性63.4%・20代82.6%と若い女性に強く、TikTokは10代67.9%・20代61.5%、LINEは70代でも77.8%が使っている。サロンのSNSは、InstagramとTikTokを「見つけてもらう」ため、LINEを「また来てもらう」ために使い分けるのが基本。効果は他店の数字ではなく、プロフィールを見た人数、予約やLINEに進んだ人数、来店時に聞いた来店のきっかけの3つを自店で数えて測る。週3時間の運用なら、年4回来店する新規のお客様が月1人増えれば手間に見合う計算になる。

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「投稿しているのに、お客様が来ない」「フォロワーは増えたのに、予約が増えない」。サロンのSNSで一番多い相談はこの2つです。

原因はたいてい、投稿の内容ではなく、どのSNSに何をさせるかが決まっていないことと、プロフィールから予約までの道が途切れていることにあります。この記事では、総務省の調査でSNSの利用実態を確かめたうえで、サロンが予約につなげるための使い分けと、続けるためのやり方を書きます。

SNSの利用率(総務省の調査)

総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2026年6月公表、13〜79歳の1,800人)による、主なSNSの利用率です。

サービス全年代女性利用率が高い年代
LINE92.9%94.1%20〜30代で約98%。70代でも77.8%
YouTube81.5%78.6%20代 96.3%
Instagram54.8%63.4%20代 82.6%、30代 76.6%、40代 67.1%
X(旧Twitter)44.7%44.7%20代 73.4%
TikTok36.7%41.7%10代 67.9%、20代 61.5%
Facebook27.0%27.3%40代 38.9%

サロンにとっての読み方は3つです。

  1. LINEは年代を問わず届く。来店したお客様とつながる場所はここ一択です
  2. Instagramは20〜40代の女性に強い。新規のお客様に見つけてもらう入口になります
  3. TikTokは10〜20代。客層が合わなければ、始めなくて構いません

つまり、InstagramとTikTokは「見つけてもらう」ため、LINEは「また来てもらう」ため。この役割分けが土台です。

SNSごとの役割と、投稿するもの

Instagram:仕上がりを見せて、見つけてもらう

20〜40代の女性が客層のサロンでは、新規のお客様との最初の接点になります。投稿するものは4つで足ります。

  1. Before & After の写真:仕上がりがひと目で分かるもの。撮る角度と明るさを毎回そろえると、並べたときに店の腕が伝わります
  2. 施術の過程(ストーリーズ):どんな手順で進むかが分かると、初めての方の不安が減ります。残したいものはハイライトにまとめます
  3. お客様の写真と感想:掲載の可否は、必ず本人に確認してからです
  4. 店内とスタッフの写真:雰囲気と人柄が伝わるもの

プロフィールには、予約リンク、LINEの友だち追加、場所、営業時間、得意なメニューを入れます。写真を見て興味を持った人が、迷わず予約に進めるようにするためです。プロフィールに置けるリンクは1つなので、予約・LINE・Googleマップ・メニューをまとめた店舗用のリンク集ページを置く方法があります(当社ではLink in Bio for 店舗を月980円で提供しています)。

LINE:来店したお客様に、また来てもらう

利用率92.9%、70代でも77.8%。年代を問わず届きます。LINEヤフーの公表資料では、届いたメッセージの約80%がその日のうちに開封されます。

  1. 予約の前日リマインド:うっかり忘れを防ぎます
  2. 来店後のお礼と、次回の目安の案内:来店の間隔を空けさせません
  3. 全体への一斉配信は月1〜2回まで:回数が多いとブロックされます。配信した通数に応じて費用もかかります(月200通まで無料、5,000通まで月額5,000円・税別)
  4. メッセージを送らなくても、来店の理由になる仕組み:ショップカードや来店ガチャのように、お客様が自分から開くものは配信通数を消費しません

配信の頻度、セグメント配信、ステップ配信の組み方はサロンのLINE公式アカウント活用術にまとめています。

TikTok:10〜20代に、短い動画で届ける

全年代では36.7%ですが、10代67.9%、20代61.5%。学生や20代前半が客層の店に向きます。

  • 15〜30秒で、変化が分かるもの(カットの前後、カラーの発色、ネイルの仕上がり)
  • 同じ動画をInstagramのリールにも出して、手間を増やさない
  • 客層が30代以上中心なら、無理に始めない

X(旧Twitter):当日の空きを、すぐ知らせる

利用率は全年代44.7%、20代73.4%。すぐに伝わるのが強みです。当日のキャンセルで空いた枠、臨時休業や営業時間の変更、お客様からの質問への返信に使います。フォロワーを増やすことより、いま伝えたいことをすぐ出せる場所として持っておくものです。

投稿で守ること

細かなテクニックより、次の3つを守るほうが効きます。

  • 写真の撮り方をそろえる。同じ場所、同じ角度、同じ明るさ。並んだときに「この店の仕上がり」として見えます
  • 続けられる回数を決めて、同じ曜日・時間に出す。毎日投稿できないなら、週2回でも構いません。途切れないことのほうが大事です
  • 投稿のたびに、次の行動を1つ書く。「プロフィールのリンクから予約できます」「LINEで空き状況をお知らせしています」のように、見た人が次に何をすればいいかを添えます

フォロワーを予約に変える:導線の確認

フォロワーが増えているのに予約が増えないときは、投稿の内容より先に、プロフィールから予約までの道を確かめます。

  1. プロフィールに予約リンクがあるか
  2. LINEの友だち追加へ進めるか
  3. 場所と営業時間がすぐ分かるか
  4. 予約ページを開いたとき、メニューと料金が迷わず選べるか

Instagramのインサイトで「プロフィールを見た人数」と「リンクを押した人数」を比べて、差が大きければ導線の問題です。リンクは押されているのに予約が入らないなら、予約ページやメニュー・料金の見せ方を見直します。

SNS経由の来店特典を付けるなら、割引ではなく「来店すると引けるガチャ」のように、景品の原価を先に決められる形のほうが利益を削りません。当社のリピガチャ(月額2,980円・初期費用0円)は、お店のLINE公式アカウントの中で来店ガチャとデジタル会員証が動く仕組みで、一部店舗の実測(2026年5〜9月)では、LINE会員の71%がガチャを引き、そのうち42%が2週以上続けて引いていました。詳しくはリピガチャの製品ページにあります。

効果の測り方:自店の3つの数字

他店や「業界平均」と比べるより、自店の先月と比べます。見るのは3つです。

  1. プロフィールを見た人数(Instagramのインサイト)
  2. 予約リンクやLINEの友だち追加に進んだ人数
  3. 来店したお客様に聞いた「何を見て来ましたか」の答え

1が増えているのに2が増えないなら、プロフィールと導線の問題。2が増えているのに来店が増えないなら、予約ページやメニュー・価格の見せ方の問題です。この3つを月ごとに並べるだけで、次に直す場所が分かります。

試算:何人の予約につながれば、もとが取れるか

実在のサロンの事例ではなく、前提を置いた計算です。自店の数字に置き換えて使ってください。

前提

  • SNSの運用にかける時間:週3時間(月12時間)
  • オーナーの時間の価値:時給2,500円 → 月3万円ぶんの手間
  • 客単価:女性の平均 7,686円(美容センサス2026年上期)
  • 新規のお客様が、その後も年4回来店する(同調査の年間利用回数 4.18回)

計算

  • 新規のお客様1人の年間の売上:7,686円 × 4回 = 約30,700円
  • 月3万円ぶんの手間を回収するのに必要な新規:月1人

SNS経由の新規が月1人でも、1年通ってもらえれば手間に見合います。逆に、月に何十時間もかけているのに予約が増えないなら、投稿の量ではなく導線を見直すほうが先です。

続けるために、手間を減らす

SNSがうまくいかない一番の理由は、続かないことです。手間を減らす方法を3つ挙げます。

  • 1本のネタを使い回す。施術の動画をTikTokとリールの両方に出す。Before & After の写真を、Instagramの投稿とLINEの配信とGoogleマップの投稿に使う
  • 文章はAIに下書きさせる。写真と一言のメモから、SNSごとの文面を作らせて、直して出す。1つの元ネタから6つのSNS向けに投稿文を書き分けて予約配信まで行う流れは、SNS自動投稿AIのデモで登録なしに試せます
  • Googleマップの投稿は自動化する。検索で見つけてもらう入口はSNSだけではなく、Googleマップの店舗情報(Googleビジネスプロフィール)も同じくらい大きいです。ここへの投稿はAIに任せて、SNSは人がやる、という分け方もあります。当社のMEOポストは月額2,480円(税別)で、AIが書いた投稿を確認してから自動で出せます

まとめ

  • SNSは、利用者の多い場所にお店の入口を置く作業。InstagramとTikTokで見つけてもらい、LINEでまた来てもらう
  • 投稿の内容より先に、プロフィールから予約までの導線を確かめる
  • 効果は自店の3つの数字(プロフィールを見た人数・予約やLINEに進んだ人数・来店のきっかけ)を月ごとに並べて測る
  • 週3時間の運用でも、年4回通う新規が月1人増えれば手間に見合う
  • 続けるために、ネタの使い回しとAIの下書きで手間を減らす

よくある質問

Q. サロンは、どのSNSから始めればいいですか?

A. 来店したお客様とつながるLINEと、新規のお客様に見つけてもらうInstagramの2つからで十分です。総務省の令和7年度調査では、LINEの利用率は92.9%で70代でも77.8%、Instagramは全年代54.8%・女性63.4%・20代82.6%でした。客層が10〜20代ならTikTok(10代67.9%)、60代以上が多いならLINEとGoogleマップを優先します。

Q. フォロワーが増えても予約が増えません。どうすればいいですか?

A. 投稿の内容より先に、プロフィールから予約までの道を確かめます。プロフィールに予約リンクがあるか、LINEの友だち追加へ進めるか、場所と営業時間がすぐ分かるか。インサイトで「プロフィールを見た人数」と「リンクを押した人数」を比べて、差が大きければ導線の問題です。

Q. SNSの効果は、どう測ればいいですか?

A. 3つの数字を月ごとに並べます。プロフィールを見た人数、予約ページやLINEに進んだ人数、来店したお客様に聞いた来店のきっかけです。他店や業界の平均と比べるより、自店の先月と比べるほうが改善につながります。

Q. 毎日投稿しないと、効果は出ませんか?

A. 毎日でなくて構いません。続けられる回数を決めて、同じ曜日と時間に出すほうが大切です。週3時間の運用でも、年4回来店する新規のお客様が月1人増えれば、手間に見合う計算になります(客単価7,686円×年4回=約3万円。美容センサス2026年上期の数字で試算)。

Q. SNSの投稿文を書く時間がありません。

A. 写真と一言のメモから、AIに各SNS向けの文面を下書きさせ、人が直して出す形にすると、1投稿あたりの時間が大きく減ります。1つの元ネタから6つのSNS向けに書き分けて予約配信まで行う流れは、当社のSNS自動投稿AIのデモで登録なしに試せます。Googleマップの投稿だけなら、MEOポスト(月額2,480円(税別))で自動化できます。

参考にした資料

この記事の内容を、仕組みにするなら

当社が作って運用している、店舗向けのツールです。申し込みはそれぞれのページから。

この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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