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サロンのLINE公式アカウント|ブロックされない配信の頻度と料金

公開: 2025/12/03 / 最終更新: 2026/09/22 / By 佐藤 駿介
読了時間: 約12分
約5,922文字

結論(要点)

LINEの国内の月間利用者は1億人(2026年3月末・LINEヤフー調べ)で、届いたメッセージの約80%がその日のうちに開封される。サロンのリピート対策では、全体配信は月1〜2回に抑え、来店からの日数やメニューで相手を絞った配信と、来店後に自動で送るステップ配信を中心にする。料金は送った通数で決まり、月200通まで無料、5,000通まで月額5,000円、30,000通まで月額15,000円(税別)。配信を増やすほど費用とブロックが増えるので、ショップカードや来店ガチャのように、メッセージを送らなくても来店の理由になる仕組みを組み合わせて通数を抑える。

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こんにちは、合同会社SAiの佐藤です。店舗向けのLINEの仕組み(予約・配信・会員証・来店ガチャ)を作っています。

「LINEを始めたけれど、何をどのくらい送ればいいか分からない」「配信するたびにブロックが増える」。サロンのオーナーから、いちばんよく聞く相談です。

LINEの国内の月間利用者は1億人(2026年3月末時点・LINEヤフー調べ)。届いたメッセージの約80%がその日のうちに開封されます。はがきやメールより読まれる手段ですが、送り方を間違えるとブロックされて、二度と届かなくなります。

この記事では、サロンのリピートにつなげるための配信の頻度・相手の絞り方・料金の考え方を、順番に整理します。

結論:全体配信は月1〜2回。あとは相手を絞る

やること目安理由
全体への一斉配信月1〜2回回数が多いほどブロックが増え、通数の費用もかかる
相手を絞った配信週1〜2回関係のある人にだけ届くので、ブロックされにくい
来店後の自動配信(ステップ配信)設定しておく手間をかけずに、来店の間隔を空けさせない
メッセージを送らない仕組み常設ショップカード・来店ガチャは通数を消費しない

先に押さえておきたいのは、LINE公式アカウントの料金は、送った通数で決まることです。月200通までは無料、月5,000通までのライトプランが月額5,000円、月30,000通までのスタンダードプランが月額15,000円(税別)。友だちが500人いる店が全員に月4回送ると、それだけで2,000通です。「全員に何度も送る」やり方は、ブロックの面でも費用の面でも不利になります。

LINEが、はがきやメールより効く理由

指標数字出典
国内の月間利用者1億人(日本の人口の約8割)LINEヤフー調べ(2026年3月末時点)
メッセージの開封約80%がその日のうちに開封LINEヤフーの公表資料(2021年7月の調査、回答2,060人)
無料で送れる通数月200通までLINE公式アカウントの料金プラン
有料プラン月5,000通まで月額5,000円/月30,000通まで月額15,000円(税別)同上

強みは、お客様が毎日開いているアプリに届くことです。一方で、届きやすいからこそ、内容が薄いとすぐにブロックされます。「送れば読まれる」のではなく、「読まれるからこそ、送る回数を絞る」と考えるのが出発点です。

配信の頻度と時間帯

全体配信は月1〜2回まで

全員に送る配信は、月1〜2回に抑えます。キャンペーンや季節メニューの案内など、ほとんどの人に関係がある内容だけに使います。

ブロックされる主な原因は、次の4つです。

  • 配信の回数が多い
  • 深夜(23時以降)に届く
  • 毎回同じような内容
  • 自分に関係のない情報が多い

どれも「相手を絞っていない」ことから起きます。回数を減らすだけでなく、後で説明する「相手を絞った配信」に切り替えるのが根本の対策です。

時間帯は、お客様がスマホを見る時間に

サロンのお客様がゆっくりスマホを見るのは、平日の夜(21〜23時)と、休日の午後です。仕事の合間に届いたメッセージは、開かれても流されます。

配信の曜日と時間を毎回同じにしておくと(たとえば毎週金曜の19時)、お客様のほうで「そろそろ来る」と待ってもらえるようになります。時間帯は、自店の配信の開封の数字を見ながら決めてください。管理画面で配信ごとの開封数が見られます。

相手を絞った配信(セグメント配信)

「全員に同じ内容」は、送る側は楽ですが、受け取る側には関係のない情報が混じります。お客様を来店の状況や施術の内容で分けて、それぞれに合う内容だけを送るのが、相手を絞った配信です。

来店の状況で分ける

分け方対象送る内容の例
よく来る方月1回以上新メニューの先行案内、予約の優先枠
しばらく来ていない方3か月以上来店なし前回のメニューに関係する案内、空き状況
初めて来た方初回来店のあと次回の目安の時期、自宅でのお手入れ

施術の内容で分ける

前回の施術送る内容の例
カラー色持ちのお手入れ、リタッチの時期
トリートメント自宅でのお手入れの方法、家庭用の商品
ヘッドスパ季節ごとの頭皮のケア

使い方の例

半年から1年ご来店のない方だけに絞って、以前に受けたメニューに関係する新しいメニューと空き状況を案内する。これだけで、全員に送るより通数が減り、関係のない方に届かないのでブロックも増えにくくなります。

月に4回配信するなら、1回を全体配信、残り3回を相手を絞った配信にする、という配分が目安です。

来店後の自動配信(ステップ配信)

来店後のフォローは、忙しい日ほど後回しになります。あらかじめ決めたタイミングで自動で送る仕組みにしておくと、手間をかけずに来店の間隔を空けさせずに済みます。

初めて来た方への流れの例

タイミング送る内容
友だち追加の直後お礼と、初回のクーポン
来店の翌日来店のお礼と、仕上がりの確認
3日後自宅でのお手入れの助言
2週間後次回の目安の時期と、予約の案内

カラーのお客様への流れの例

タイミング送る内容
当日「本日はありがとうございました。仕上がりはいかがですか」
3日後「カラーのあとのシャンプーは、ぬるめのお湯がおすすめです」
2週間後「色落ちが気になり始めるころです。家庭用のトリートメントをご案内します」
1か月後「リタッチの時期が近づいています。ご予約はこちらから」

自動化する前に

手で送って反応がなかった内容は、自動にしても反応はありません。まず手で送ってみて、返事や予約につながった内容を、そのまま自動の流れに入れるのが順番です。文面は完成を待たずに始めて、開封と予約の数字を見ながら直していきます。

リッチメニュー:常に押せる場所を作る

トーク画面の下に固定で出るリッチメニューは、メッセージを送らなくてもお客様が自分から押せる場所です。ここに予約・クーポン・ショップカード・メニューと料金・アクセスを置いておくと、「用があるときにLINEを開く」習慣ができます。

いちばん押してほしいボタン(予約)を、いちばん目立つ位置に置きます。期間を決めて表示を切り替える設定ができるので、キャンペーン中だけ内容を変え、終わったら自動で元に戻す、という使い方もできます。

ショップカード:通う理由を無料で作る

紙のポイントカードをLINEに置き換えるのがショップカードです。無料で作れて、お客様は忘れることも失くすこともありません。

ゴールまでのポイント数は少なめ(10より5)にすると達成しやすく、次の来店につながります。初回に2ポイント付けるなど、友だち追加のきっかけにもなります。作り方の手順と、使い続けると出てくる限界は、LINEショップカードの作り方と限界にまとめています。

ショップカードの次:来店ガチャ

ショップカードは「通えば必ずもらえる」仕組みです。これに対して、「当たるかもしれない」楽しみで来店の理由を作るのが来店ガチャです。

  • 来店時にレジのQRを読むと来店が記録され、ガチャが引ける
  • 自宅からも1日1回引けるようにすると、来店の合間にもお店を思い出してもらえる
  • 景品は「トリートメント無料」「ヘッドスパ10分」のようなサービスにでき、当選確率と月の上限をお店が決められる
  • 当選はメッセージで送らず、お客様のマイページにチケットとして残すので、配信の通数を増やさない

同じ仕組みを使う店舗の実測では、LINE会員の71%がガチャを引き、そのうち42%が2週以上続けて引いていました(一部店舗の実測。2026年5〜9月)。割引クーポンは使われた分だけ利益が減りますが、ガチャは景品の原価を確率と上限で先に決められます。

当社のリピガチャは、この来店ガチャとデジタル会員証を、お店のLINE公式アカウントの中で動かす製品です。月額2,980円(税別)、初期費用0円、最低契約期間はありません。無料のショップカードとの違いと費用の比較は、LINEポイントカードの作り方と費用を読んでください。

クーポン:使いどころを絞る

クーポンは再来店のきっかけになりますが、使われた分だけ利益が減ります。全員に配るのではなく、来店が途切れた方に絞って使うのが基本です。

種類送るタイミング目的
友だち追加のクーポンあいさつメッセージ初回の来店
誕生月のクーポン誕生月特別感
しばらく来ていない方へのクーポン3か月来店なし来店の再開
リッチメニューの常設クーポン常時「いつでも使える」安心感

常設のクーポンをリッチメニューに置いておくと、クーポンのためだけにメッセージを送る必要がなくなります。当たり・はずれのある抽選クーポンは無料でも作れます。作り方と、ガチャ型との違いはLINE抽選キャンペーンのやり方に書きました。

チャット:一方通行にしない

配信だけでなく、お客様からの質問や予約の相談に返せることが、LINEのもう1つの強みです。来店後の感想を聞く、お手入れの質問に答える、予約の日時を調整する。返信が早いほど信頼につながります。来店後24時間以内に一言送るだけでも、次の来店の間隔が変わります。

友だちを増やす

配信の工夫は、友だちがいて初めて効きます。友だち追加を案内する場所は、レジ横のQR、店内のポスター、ホームページ、名刺やチラシ。「友だち追加で次回500円引き」「予約と変更がLINEでできます」のように、追加する理由を一言添えます。

まとめ

  • 全体配信は月1〜2回。多いほどブロックと費用が増える
  • 来店の状況や施術の内容で相手を絞って送る
  • 来店後のフォローは自動配信にしておく。文面は手で送って反応があったものを使う
  • リッチメニュー・ショップカード・来店ガチャのように、メッセージを送らなくても来店の理由になる仕組みを用意する
  • 料金は通数で決まる(月200通まで無料、5,000通で月額5,000円、30,000通で月額15,000円・税別)。2026年10月1日に追加メッセージの料金が改定されるので、通数を抑える設計がいっそう大事になる

配信を増やすより、相手を絞ること。そして、送らなくても来店の理由になる仕組みを置くこと。この2つが、ブロックを増やさずにリピートを増やす近道です。売上の数字から見た打ち手の優先順位は、美容室の売上を上げる方法に書いています。

よくある質問

Q. LINE公式アカウントの配信は、月に何回が適切ですか?

A. 全体への一斉配信は月1〜2回が目安です。回数が多いとブロックにつながります。来店後のお礼や、前回の来店から一定の日数がたった方への案内のように、相手を絞った配信を中心にします。配信した通数に応じて費用がかかる点にも注意が必要です(月200通まで無料、5,000通まで月額5,000円、30,000通まで月額15,000円・税別)。

Q. LINEのメッセージは、どれくらい読まれますか?

A. LINEヤフーの公表資料では、届いたメッセージの約80%がその日のうちに開封されるとされています(2021年7月の調査、回答2,060人)。国内の月間利用者は1億人(2026年3月末時点)で、日本の人口の約8割にあたります。

Q. ショップカードとクーポン、どちらが効果的ですか?

A. 役割が違います。ショップカードは通い続けてもらうための仕組みで、無料で使えます。クーポンは再来店のきっかけづくりに向きますが、使われた分だけ利益が減ります。まずショップカードで来店の記録を残し、クーポンは来店が途切れたお客様に絞って使うのが基本です。

Q. 割引を増やさずに、リピートを増やす方法はありますか?

A. 「当たるかも」という楽しみで来店の動機を作る方法があります。来店時と自宅で引けるガチャをLINEの中に置くと、割引と違って、景品の原価を当選確率と月の上限で先に決められます。同じ仕組みを使う店舗の実測では、LINE会員の71%がガチャを引き、そのうち42%が2週以上続けて引いていました(一部店舗の実測。2026年5〜9月)。当社のリピガチャは月額2,980円(税別)・初期費用0円で、お店のLINE公式アカウントの中で動きます。

参考にした資料

この記事の内容を、仕組みにするなら

当社が作って運用している、店舗向けのツールです。申し込みはそれぞれのページから。

この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

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