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合同会社SAiAI & SOFTWARE DEVELOPMENT

業務システム開発会社10選|製造・現場向けを料金と事例で比べる

結論(要点)

  • 製造・現場向けの業務システム開発会社は「中小向けパッケージ+カスタマイズ」「中堅・大手向け生産管理・ERP」「受託開発」の3種類。売り文句ではなく、公式サイトで確認できる事実(作り方・現場の機能・料金・事例・期間)で並べる
  • 料金を公開している会社は少ない。公開しているのはテクノア(初期63万円〜+月2.1万円〜)と当社(初期0円・月1万円〜)で、ほかは要問い合わせ。総額は初期費用+月額×年数で比べる
  • 生産管理をまるごと入れ替えるなら1〜2年かかる事例が多い。取引先ごとの帳票や図面の見積など、1つの業務から始めるなら受託で月単位。自社の「困っている1つ」が何かで頼み先が決まる
この記事の目次

「生産管理のパッケージを見積もったら初期費用が数百万円で、うちの規模に合うのか分からない」 「取引先ごとに様式が違う納品書や検査成績書を、今のExcelから抜け出したいだけなのに、どこに頼めばいいのか」 「受託開発の会社は『何でも作れます』と書いていて、製造の現場を知っているのか見分けがつかない」

製造業の会社から、こういう声を聞きます。この記事では、各社の売り文句ではなく、公式サイトで確認できる事実だけで10社を並べます。当社(合同会社SAi)も同じ基準で最後に載せています。

並べる基準は5つで、すべて2026年11月1日に各社の公式サイトと各社自身のプレスリリースで確認しました(変更されることがあります。公式にない情報は「記載なし」「要問い合わせ」としています)。掲載料で順番・評価・書きぶりは変えていません。

結論:製造・現場向けの業務システムは「作り方」で頼み先が分かれる

会社の状況向く種類該当する会社(この記事の中で)公式に出ている費用の目安
従業員10〜100名の製造業で、受注から出荷・原価までの生産管理をまとめて入れたい中小製造業向けパッケージ+カスタマイズアイル、エクス、テクノアテクノアのみ公開(初期63万円〜+月2.1万円〜など)。ほか要問い合わせ
中堅・大手で、部品表(BOM)や会計まで含む基幹の刷新を1〜2年かけて行う中堅・大手向けの生産管理・ERPパッケージクラステクノロジー、システムインテグレータ、ビジネスエンジニアリング要問い合わせ(システムインテグレータのASPROVA導入支援は480万円〜)
大企業・グループの個別の生産指示・設備データ・現場帳票を、自社の仕様で作る受託開発(大企業向け)エスワイシステム、エヌデーデー要問い合わせ
中小で、今のExcel・ソフト・FAXを替えずに「困っている1つの業務」から作りたい受託開発(中小向け・月額)GeNEE、合同会社SAi(当社)当社のみ公開(初期0円・月1万円〜)。GeNEEは要問い合わせ

パッケージを選ぶ前の考え方はkintoneとフルスクラッチ開発、どちらを選ぶべきかに、受託開発の費用の内訳はシステム開発の費用相場と見積の見方にまとめています。この記事は「どの会社が、何を公開しているか」に絞ります。

比べる5つの基準

方眼の比較表とノギスが置かれた机

基準1:作り方(パッケージか、カスタマイズか、個別開発か)

自社パッケージを入れる会社、パッケージを土台にカスタマイズや追加開発をする会社、仕様から個別に作る会社(受託開発)に分かれます。パッケージは機能が最初からそろう代わりに、業務をパッケージに合わせる場面が出ます。個別開発は今の業務に合わせられる代わりに、作る範囲を自分で決めないと費用が膨らみます。

基準2:現場向けの機能・実績

工程の進捗、現場での実績入力(タブレット・ハンディ・バーコード)、図面の参照、検査記録・検査成績書、取引先ごとの帳票、設備のデータ。製造の現場で毎日使うものがどこまで公式に書いてあるかを見ます。「生産管理」とひと言で書いてあっても、現場の入力までカバーしているかは会社で違います。

基準3:料金の公開

公式サイトに金額があるか。ない会社が多数で、それ自体は悪いことではありませんが、比べるなら総額(初期費用+月額×年数、またはライセンス+保守)が要ります。公開している会社は、その金額に何が含まれ、何が別か(アカウント数・オプション・ハードウェア)まで読みます。

基準4:製造業の事例の公開

製造業の事例ページがあるか、社名が出ているか、どんな業種(部品加工・機械・食品など)と規模か、何を測って成果としているか。受託開発の会社は守秘義務で社名を伏せることが多いので、「何を作ったか」がどこまで具体的に書いてあるかを見ます。

基準5:期間と進め方、会社の規模

公式に導入の流れと標準的な期間があるか。パッケージでも生産管理まで入れると1年以上かかる事例が多く、ここを見ずに頼むと稼働が遠くなります。本社の所在地・設立年・従業員数も公式の会社概要から載せました。

業務システム開発会社 比較表(製造・現場向け)

公式サイトの記載をもとにしています(2026年11月1日確認。金額は税別。「なし」は公式サイトに記載がないこと)。種類ごとにまとめ、同じ種類の中は五十音順です。

会社(種類)作り方現場向けの機能・実績(公式の記載)料金の公開製造業の事例の公開本社・設立・従業員
アイル(中小向けパッケージ)販売・在庫・購買のアラジンオフィス+生産管理オプション。カスタマイズ・追加開発可工程指示・進捗、製造実績(良品数・不良数・作業時間)、所要量計算、ハンディ、取引先単位で図面・見積書を紐付要問い合わせ社名あり(全140件)。製造・加工はパイン、石堂硝子、東京製綱など大阪・東京・1991年・連結1,076人
エクス(中小向けパッケージ)生産管理 Factory-ONE 電脳工場。ソース公開でユーザー側のカスタマイズ可、自社でもカスタマイズ開発ガントチャートで作業指示と実績の対比、ハンディ(受入・出庫・棚卸)、Webで作業日報、製番別の実際原価、画面・帳票の項目名を自社の言葉に変更可要問い合わせ(概算見積フォームあり)社名あり12件+業種・地区のみ20社。タイヨーアクリス、住鉱潤滑剤など大阪市・1994年・135人
テクノア(中小向けパッケージ)生産管理 TECHS-S NOA(個別受注の機械・装置)/TECHS-BK(多品種少量の部品加工)。受託開発(オーダーメイド)も別に受けるバーコードハンディで進捗、図面参照、タッチパネルで工数収集、作業指示と実績で工数・進捗・負荷、CAD・Excelの部品表取込。検査結果の登録は別製品 Ez-Collect公開あり。NOA 初期125万円〜+月4.5万円〜、BK 初期63万円〜+月2.1万円〜(Mini)社名あり(12件×9ページ)。江口麺機製作所(9名)、東亜テクニカル(140名)など岐阜市・1985年・355名
クラステクノロジー(中堅・大手向け)統合化部品表を軸にした生産管理 ECObjects。カスタマイズ可、ソース公開現場の入力・ハンディ・検査・帳票の個別の記載なし(事例に進捗管理)。クラウドBOM「Celb」に図面の管理ECObjectsは要問い合わせ。Celbは最低月1万円〜社名あり15件。ホリゾン、ニコン、ヤマハ発動機、川崎重工など大手中心東京都渋谷区・2020年(創業1996年)・記載なし
システムインテグレータ(中堅・大手向け)ERP GRANDIT(生産管理を含む11モジュール)のアドオン・カスタマイズ。ASPROVA導入支援ガントチャートで品目・製番・工程の進捗、ロットトレース、PDM/CAD連携、製番別原価。事例にハンディで作業指示・実績入力GRANDITは要問い合わせ。ASPROVAは標準構成480万円〜社名あり22件、うち製造8件。和同産業、日本コンベヤ、共英製鋼などさいたま市・1995年・279名
ビジネスエンジニアリング(中堅・大手向け)自社パッケージ mcframe 7/mcframe X(ノーコード・ローコードとプラグインでカスタマイズ)。受託開発の明示なし製番で受注〜製造〜調達の進捗、タブレット・スマホで不良を画像記録、設備データ連携(SIGNAL CHAIN)、トレーサビリティ要問い合わせ(プロトタイプ環境の貸出は月11万円〜税込)社名ロゴ一覧240社(製造230社)、個別記事115件。竹村製作所、旭化成テクノプラスなど東京都千代田区・1999年事業開始・連結748名
エスワイシステム(受託・大企業向け)個別開発。「大企業個別の情報システム開発」に特化。請負・派遣・ラボ型生産指示システム、IoTで生産ラインの監視、画像AIで不良、工作機械の予兆。現場の実績入力・帳票の記載なし要問い合わせ社名非公開。自動車メーカーの生産指示システム(仕様1年+開発1年半)など名古屋市・1991年・642名
エヌデーデー(受託・大企業向け)アライアンス製品(i-Reporterなど)の導入+API開発。製造業の専用ページあり紙の帳票と同じ様式でタブレット入力、生産数・不良数の時系列モニタリング、PLCから検査実績を取込、設備稼働データのBI要問い合わせ社名非公開2件(紙帳票の電子化・毎晩6,000帳票のバッチ/大手電機3工場の設備データ)東京都中野区・1971年・404名
GeNEE(受託・中小〜中堅向け)フルスクラッチの受託が主力。生産管理・製造管理を列挙。SaaS「セイカン」もあるセイカンに工程・在庫・原価、オプションでPLC連携・図面管理・AI-OCR、ハンディ、帳票レイアウト要問い合わせ(セイカンも金額なし)受託の製造事例3件は社名非公開(植物工場15か月、部品製造の基幹など)。セイカンは社名あり3社東京都港区・2010年事業開始・303名(グループ)
合同会社SAi(当社・受託・中小向け)個別開発を月額制で。今のExcel・ソフト・FAXを替えずに、1つの業務から取引先ごとの様式の納品書・検査成績書、図面からの概算見積、FAX注文のRPA入力、現場の帳票、入金消込。動く見本を公開公開あり。初期0円・月1万円〜・稼働するまで課金なし・最低契約期間なし社名非公開10件(部品メーカー・部品加工など)。業務・金額・期間を公開東京都千代田区・2024年

各社の特徴

中二階から見た明るい工場と手すりのタブレット

種類ごとにまとめ、同じ種類の中は五十音順です。

中小製造業向けパッケージ+カスタマイズ

1. 株式会社アイル(アラジンオフィス)

  • 作り方:販売・在庫・購買管理のパッケージアラジンオフィスに生産管理オプションを足す形。基本方針は標準に合わせる「Fit to Standard」で、製造・加工業向けには「柔軟にカスタマイズすることも可能」と明記。クラウド版「アラジンクラウド」あり
  • 現場向けの機能:工程指示・製造指示(作業予定日・担当者・使用設備)、工程進捗(予定と実績の対比)、製造実績(良品数・不良数・作業時間)、所要量計算。ハンディ連携でバーコード付き製造指示書から進捗を計上。取引先など細かい単位で図面や見積書を紐付
  • 料金:公式サイトに金額なし。要問い合わせ
  • 事例:社名つき140件。製造・加工では、パイン(キャンディ製造。2023年11月契約→2025年9月本格稼働、工程データの手入力がなくなり訂正伝票が5分→1分以内)、石堂硝子(化粧品容器。本稼働まで約2年)、東京製綱(ワイヤーロープ。ハンディで棚卸が約半日短縮)
  • 期間と進め方:契約後の流れは要件定義→設計・開発→運用打合せ→稼働準備・受入テスト。「基本設計書に押印をもらうまでプログラム作成には入らない」と明記。標準期間の記載はなし(事例では約2年)
  • 会社:大阪市北区と東京都港区の2本社・1991年設立・連結1,076人・東証プライム。導入実績は製品サイトで「6,000社以上」

2. 株式会社エクス(Factory-ONE 電脳工場)

  • 作り方:中堅・中小製造業向けの生産管理パッケージFactory-ONE 電脳工場。パッケージとしては珍しくソースを公開しており、ユーザー側でのカスタマイズが可能。自社でもカスタマイズソフトの設計・開発を行う。オンプレミス/クラウドを選べ、サブスクリプションでの提供も可
  • 現場向けの機能:ガントチャートで作業指示と実績を対比、作業指示書への実績入力、ハンディターミナル(受入・出庫・棚卸)、Webオプションで作業日報や棚卸の入力、製番別の実際原価をリアルタイム集計。全ての画面・帳票の項目名を自社の言葉に変えられる。図面・検査成績書・取引先別帳票の記載はなし
  • 料金:公式サイトに金額なし。概算費用・見積依頼フォームあり
  • 事例:社名つき12件と、社名・業種・地区の一覧20社。タイヨーアクリス(京都・金型/プレス・89名。毎日8時間かかっていた生産計画と購買管理の作業が40分に、納期遵守率60%→100%。2007年4月採用→2008年5月本稼働)、住鉱潤滑剤(化学・124名。タブレットとハンディでQRコード在庫管理)
  • 期間と進め方:導入の流れ・標準期間のページはなし
  • 会社:大阪市北区・1994年設立・135人(パート含む)。東京・名古屋・福岡・沖縄・東大阪に拠点

3. 株式会社テクノア(TECHSシリーズ)

  • 作り方:生産形態で分かれた2本の自社パッケージ。TECHS-S NOAは個別受注型の機械・装置業向け、TECHS-BKは多品種少量型の部品加工業向け。定額のサブスクリプションで、オンプレミスまたはクラウド(Azure)。別に受託開発(オーダーメイド)も受ける
  • 現場向けの機能:TECHS-BKはバーコードハンディでリアルタイムに進捗、図面参照機能で過去図面を引き出す、タッチパネルで作業工数を収集、デジタルサイネージ・カメラ連携のオプション。TECHS-S NOAは作業指示と実績で工数・進捗・負荷を管理、CAD・Excelの部品表を取込、仕掛中の原価と完成時の予測原価。検査結果の登録は別製品Ez-Collect、AIの類似図面検索もある
  • 料金:公開あり(税別・ハードウェア別・アカウント数とオプションで変動)。TECHS-S NOAは初期費用125万円〜+月額4.5万円〜。TECHS-BKはMini 初期63万円〜+月2.1万円〜、Basic 84万円〜+月3.2万円〜、Standard 88万円〜+月3.5万円〜。最低契約期間の記載なし
  • 事例:社名つき(12件×9ページ)。江口麺機製作所(東京・業務用製麺機・9名。月次処理の工数を月12時間削減)、東亜テクニカル会津若松事業所(福島・ハーネス/EMS・140名。タブレットの進捗管理盤で1人1日平均30分の削減)
  • 期間と進め方:TECHSの導入の流れ・標準期間は記載なし。受託開発ページに9ステップの流れ(期間はなし)
  • 会社:岐阜市・1985年設立(創業1981年)・355名。「中小製造業向け」「小規模企業様でも安心」と明記。同社プレスリリース(2024年11月)で累計出荷4,500社超

中堅・大手向けの生産管理・ERPパッケージ

4. 株式会社クラステクノロジー(ECObjects)

  • 作り方:統合化部品表(TotalBOM)を軸にした生産管理パッケージECObjects。「自由度の高いカスタマイズが可能」「ソースコードも公開」(FAQ)。クラウドBOM「Celb」は別製品
  • 現場向けの機能:工程・実績入力・ハンディ・検査・帳票の個別の記載は公式になし(事例にリアルタイムの生産管理・進捗管理)。Celbに図面ドキュメントの管理
  • 料金:ECObjectsは金額なし(PoC期間の体験版は有償の月額)。Celbは基本管理者 月5,000円・追加利用者 月7,500円・最低月1万円〜(税別)
  • 事例:社名つき15件・PDFつき。ホリゾン(滋賀・製本機・グループ666名。2021年4月PoC→2023年8月生産管理稼働、約8か月遅れたことまで明記)、ニコン、古野電気、ヤマハ発動機、川崎重工など大手中心
  • 期間と進め方:流れのページはなし。FAQに「BOMは半年〜1年半程度、生産管理は1年〜2年」。段階導入可
  • 会社:東京都渋谷区・2020年設立(創業1996年)・資本金3.5億円。従業員数・導入社数は記載なし。「企業の規模、業種、業態を問わず」

5. 株式会社システムインテグレータ(GRANDIT)

  • 作り方:ERP GRANDIT(販売・経理・人事給与・生産管理・工事管理など11モジュール)の導入とアドオン・カスタマイズ。生産スケジューラASPROVAの導入支援もある
  • 現場向けの機能:個別受注・繰返・ハイブリッド生産、所要量計算、ガントチャートで品目・製番・工程ごとの進捗、作業者別計画、負荷と外注先の調整、ロットトレース、PDM/CAD連携、製番別原価。事例にハンディターミナルでの作業指示・実績入力(和同産業)
  • 料金:GRANDITは金額なし(ライセンスはモジュールごとに従業員数単位、導入費は個別見積)。ASPROVAは「標準構成価格480万円から」
  • 事例:社名つき22件、うち製造8件。和同産業(除雪機・農機。多段階BOM、ハンディで現場の実績入力、原価計算がリアルタイム)、日本コンベヤ(大型ベルトコンベヤの受注生産。工場の個別生産管理から3段階で導入)、共英製鋼、ピップなど
  • 期間と進め方:導入の流れ6段階(提案→契約→要件定義→開発→導入支援→運用)。FAQに「最短3か月、最長30か月くらい」
  • 会社:さいたま市・1995年設立・279名・東証スタンダード。対象規模は「特に定めていない」

6. ビジネスエンジニアリング株式会社(mcframe)

  • 作り方:自社パッケージmcframe 7(生産・販売・原価)とmcframe X(ノーコード・ローコードの開発画面とプラグインで、標準に手を入れずカスタマイズ)。受託開発(個別開発)の明示はなし
  • 現場向けの機能:受注〜製造〜部材調達を製番で進捗管理、タブレット・スマホで不良を画像記録しタイムラインで共有、IoT製品SIGNAL CHAINで製造指図・実績・設備稼働のデータ連携、トレーサビリティ、EDI。ハンディ・図面・検査成績書・取引先別帳票の機能説明はなし
  • 料金:ライセンスの金額なし。要問い合わせ(周辺のみ公開:プロトタイプ環境の貸出 月11万円〜27.5万円・税込・最長6か月)
  • 事例:社名ロゴ一覧240社(うち製造230社)と個別記事115件。竹村製作所(長野・給水装置・200名。mcframe Xで受注〜設計〜製造〜原価まで、モバイルで現場の実績入力)、旭化成テクノプラス(プラスチック成形。原価計算が2〜3時間→約5分。構想2023年11月→本稼働2025年8月)
  • 期間と進め方:導入の流れ・標準期間・契約形態の記載なし。ドキュメントセット「PowerStart」とパートナー経由の導入体制
  • 会社:東京都千代田区・1999年事業開始・連結748名。対象規模の明記はなく「日本の製造業を構成する多くの大手企業」の導入を支援と記載。導入社数は公式内で数字が複数あり(200社・1,000社以上・2,379社)

受託開発(個別開発)

7. 株式会社エスワイシステム

  • 作り方:個別開発。「大企業個別の情報システム開発・保守・運用等に付随する業務に特化」。契約形態は請負・派遣・ラボ型と明記。自社製品にSYS ERP Cloud・倉庫制御(WCS)など
  • 現場向けの機能:製造業向けページに生産管理・品質管理・調達・物流、IoTセンサーで生産ラインをリアルタイム監視、画像認識で不良を抑える、工作機械の故障の予兆。現場の実績入力・ハンディ・帳票の記載はなし
  • 料金:公式サイトに金額なし。要問い合わせ
  • 事例:社名はすべて非公開。自動車メーカー向けの生産指示システム(国内・海外工場の生産指示を統合。仕様のすり合わせ約1年+開発・テスト約1年6か月、最大10名体制)、総合電機メーカー向けの遠隔監視サービス
  • 期間と進め方:要件〜保守の各フェーズを一元管理。標準期間の記載なし
  • 会社:名古屋市・1991年設立・642名。トップページに「開発実績5,000件超・取引先1,700件超」。対象は大企業で、中小向けの記載なし

8. 株式会社エヌデーデー

  • 作り方:製造業向けページあり。電子帳票ツール(i-Reporter)やBI(MotionBoard)などアライアンス製品の導入と、それをつなぐAPI開発・アジャイル開発が中心。会社概要の認証欄に「顧客要求仕様に基づくソフトウェアの設計・開発」
  • 現場向けの機能:作業日報・点検記録・品質記録を「紙帳票と同じようなフォーマットでタブレット入力」、生産数や不良数を時系列にモニタリングして進捗遅れ・不良の発生頻度を把握、PLCから検査実績を取込、製品の品質データと設備の稼働データを分析。ハンディ・図面・取引先別帳票の記載はなし
  • 料金:公式サイトに金額なし。要問い合わせ
  • 事例:約37件のうち製造業2件、社名非公開。i-Reporterで紙の帳票を電子化し「毎晩6,000もの帳票を自動作成するバッチ処理」まで、大手電機メーカーの国内3工場の設備稼働データをBIでほぼリアルタイム表示(常駐支援)
  • 期間と進め方:問い合わせ→打合せ→提案→契約の4ステップ。期間・契約形態の記載なし
  • 会社:東京都中野区・1971年設立・404名。自己資本比率82.2%・無借金と公開。対象規模の記載なし

9. 株式会社GeNEE(ジーン)

  • 作り方:基幹システムのフルスクラッチ開発(オーダーメイド)を「最も得意」とし、対象に生産管理・製造管理・工事管理を列挙。自社SaaSの生産管理セイカンもある。手法はウォーターフォール・アジャイルから選ぶ
  • 現場向けの機能:セイカンに在庫・工程・倉庫・販売・発注・原価など基本機能10種、オプションでPLC連携・図面管理・計量器連携・AI-OCRでの受注登録、バーコードやタブレット・ハンディで現場から直接登録、帳票レイアウトの設定変更。受託側では植物工場の事例に作業指示・実績
  • 料金:受託は金額・単価の記載なし。セイカンも「機能数とライセンス数によって変化」で金額なし。要問い合わせ
  • 事例:31件のうち製造関連3件は社名非公開(植物工場の生産・栽培管理システム=企画3・要件2・設計2・開発6・試験2の計15か月、部品製造会社の基幹、製造販売会社の購買・生産管理の刷新)。セイカンの導入事例は社名あり3社(食品製造・印刷・建設)
  • 期間と進め方:企画・調査→設計→開発→保守運用の一貫対応。標準期間・契約形態(請負/準委任/月額)の記載なし
  • 会社:東京都港区六本木・2010年事業開始(2017年法人化)・303名(グループ)。「中小企業〜中堅企業向け基幹システム、業務システム」と明記

10. 合同会社SAi(当社)

  • 作り方:個別開発を月額制で受けます。今使っているExcel・会計ソフト・FAX・生産管理パッケージは替えず、その間の「手で写している作業」や「取引先ごとに違う様式」を1つずつ仕組みにします。生産管理をまるごと入れ替える案件や、常駐・数千万円規模の開発は受けていません(向いていない相談に明記)
  • 現場向けの機能:公開している実例で、取引先ごとの様式で出す納品書・検査成績書(部品メーカー・月1万円)、図面からの概算見積(切削の部品加工・月1万円)、FAX注文のRPA入力、現場の帳票、入金消込。それぞれ動く見本を公開しています
  • 料金の公開:あり。初期費用0円・月額1万円〜(税別)。帳票・RPA・納品書・FAX・図面の見積は月1万円から、AIが判断の候補を出す仕組みは月2〜3万円、需要予測は月5万円が実例の金額です。稼働するまで課金は始まらず、最低契約期間はありません。サーバー代・AIの利用料はお客様の負担
  • 事例の公開:製造・現場向けの実例10件(社名は非公開。業種・規模・業務・月額・期間を書いています)
  • 期間と進め方:今の帳票・様式・Excelをそのまま見せてもらい、いちばん多い1つで動く画面を作る(1〜2週間)。合わなければここで断ります。毎日の処理がその仕組みで回るようになってから月額が始まり、残りの取引先や様式を順に足します
  • 会社:東京都千代田区・2024年設立。AI開発と業務システムの受託が本業。向く相手:従業員数十名までの製造・建設・設備・卸の会社で、困っている業務が1つはっきりしている会社。向かない相手:基幹をまるごと刷新したい会社、仕様書どおりの請負で大規模に作りたい会社

ケース別の選び方

困りごと見るところこの記事の中では
受注から出荷・原価までの生産管理を、中小の規模でまとめて入れたい自社の生産形態(個別受注/多品種少量/繰返)に合う製品か。初期費用と月額テクノア(料金公開あり)、エクス、アイル
部品表(BOM)と会計まで含めて、中堅・大手の基幹を刷新したい導入の標準期間(1〜2年)と、段階導入ができるかクラステクノロジー、システムインテグレータ、ビジネスエンジニアリング
紙の点検記録・品質記録をタブレットにして、設備のデータとつなぎたい電子帳票とPLC・設備データの連携実績エヌデーデー、ビジネスエンジニアリング(SIGNAL CHAIN)
自社の工場だけの生産指示・監視を、自社の仕様で作りたい大企業向けの個別開発、契約形態(請負/ラボ型)エスワイシステム、GeNEE
取引先ごとの様式の納品書・検査成績書や図面の見積など、1つの業務から小さく始めたい月額と課金の始まり、最初の画面までの期間、動く見本があるか当社(初期0円・月1万円〜・1〜2週間で最初の画面)

よくある質問

Q. 製造業向けの業務システムの費用はいくらですか?

公式サイトに金額を出している会社が少ないので、相場として言い切れる数字はありません。公開されている範囲では、中小向けの生産管理パッケージがテクノアの初期63万円〜+月2.1万円〜(TECHS-BK Mini)から初期125万円〜+月4.5万円〜(TECHS-S NOA)、1つの業務の個別開発が当社の初期0円・月1万円〜です。中堅・大手向けのERPは要問い合わせで、生産スケジューラの導入支援で480万円〜という公開例があります。総額は「初期費用+月額×年数」または「ライセンス+保守×年数」でそろえて比べてください。

Q. パッケージと受託開発、どちらにすべきですか?

困っている範囲で決まります。受注から原価まで全部を1つにしたいならパッケージが速く、1〜2年かけて入れる事例が多い分、業務の側を合わせる覚悟が要ります。「取引先ごとの様式」「図面からの見積」「紙の点検記録」のように困っている業務が1つはっきりしているなら、今のソフトを替えずにその1つを作る受託のほうが早く、費用も小さく済みます。両方を組み合わせて、パッケージに乗らない部分だけ個別に作る形もあります。

Q. 導入までどのくらいかかりますか?

公式に期間を出している会社では、クラステクノロジーが「BOMは半年〜1年半、生産管理は1〜2年」、システムインテグレータが「最短3か月、最長30か月」。事例では、アイルで約2年、エクスで1年1か月、ビジネスエンジニアリングで1年9か月の例があります。受託では、GeNEEの植物工場が15か月、当社の取引先別帳票が最初の画面まで1〜2週間・稼働まで1〜2か月です。範囲が広いほど長くなるので、最初に「どこまでを最初の稼働に含めるか」を決めるのが近道です。

Q. 事例の社名が出ていない会社は信用できませんか?

受託開発では、取引先名や単価が画面に載るため、守秘義務で社名を伏せるのが普通です。社名の代わりに「業種・規模・何を作ったか・どのくらいかかったか」が具体的に書いてあるかで見てください。パッケージの会社は社名つきの事例が多いので、自社と同じ生産形態・同じ規模の事例があるかを探します。

Q. この記事の順番は、何で決まっていますか?

会社の種類(中小向けパッケージ、中堅・大手向けパッケージ、受託開発)でまとめ、同じ種類の中では五十音順です。掲載料で順番や評価は変えていません。当社は同じ基準で最後に載せています。

まとめ

  • 製造・現場向けの業務システム開発会社は「作り方」で3種類に分かれる。困っている範囲が「全部」なのか「1つ」なのかで頼み先が決まる
  • 料金を公開しているのはテクノアと当社。ほかは要問い合わせなので、見積では初期費用・月額またはライセンス・保守・アカウント数・ハードウェアの別をそろえる
  • 生産管理をまるごと入れるなら1〜2年。1つの業務から始めるなら月単位。期間を公式に出している会社のほうが見通しを立てやすい
  • 現場の機能(進捗・実績入力・ハンディ・図面・検査・帳票・設備データ)は会社ごとにカバーが違う。自社で毎日使うものが公式に書いてあるかを見る

参考にした資料(2026年11月1日確認)

各社の料金・仕様は変わることがあります。この記事は掲載料で順番や評価を変えていません。調べたうえで載せなかった会社もあります(製造業の事例が公式に出ていない、受託開発の明記がない、カスタマイズを受けていない、など)。載せていない会社で、公式サイトに製造業向けの業務システムのページと料金または事例の公開がある場合は、下の連絡先からお知らせください。

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この記事を書いた人

佐藤 駿介

佐藤 駿介

Shunsuke Sato

代表 / Founder & Developer, 合同会社SAi

中小企業のAI・業務自動化を専門とする開発者。営業マンや下請けを介さず、ヒアリングから開発・運用まで一貫して直接対応。「月額1万円から始められる、本当に必要なAIだけ」をモットーに、フルスクラッチ開発を中小企業の手の届く価格で提供している。

この業務の、動く見本があります

何をどこまで作れるか、費用はいくらか、実例はあるかを1ページにまとめています。見てから相談できます。初期費用0円・月額制(税別)で、稼働するまで課金は始まりません。

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